8月12日
早朝によく活動するムネアカジツグミを狙って、今日も早朝からキナバル公園へ。
▲ボルネオエンビシキチョウ /Bornean Forktail 固有種
まだ薄暗い小川で証拠写真ですが撮影成功!
この鳥が居そうだと狙っていたポイントだったので、やっぱりな!という感じでした。
いつもと同じようにティンポホンゲートまで登って行きます。
▲ムネアカヒタキ♀ /Snowy-browed Flycatcher
見たかったムネアカヒタキにやっと出会えましたが、オスが見たかった!
▲ワキアカムジチメドリ /Temminck's Babbler
▲ボルネオモズヒタキ /Bornean Whistler
この日は神がかった前日とは打って変わって全然鳥が居ません!
あまりに鳥が少ないのでティンポホンゲートまで登らず途中で引き返して、植物園に寄ってみました。
▲植物園では多くのウツボカズラを見ることが出来ました。
植物園には日本人のツアー団体も何組か居て、日本語が新鮮でした笑
案の定何もおらず、カメラを出すことなくティンポホンゲートに到着。
ティンポホンゲートに着いたらすぐに懸念していたスコールが始まりました。
雨宿りしていたら2人組のバードウォッチャーが居たので、しばらく鳥談議で盛り上がりました。
「私日本に何回か行ってて、来月も北海道行くんだ!」
「へぇそうだったんですね!」
「前に行ったときは北海道でシロフクロウを見たよ」
「へぇ……えっ?シロフクロウ?!」
「あぁシロフクロウさ(雪の上にちょこんと座ったシロフクロウの写真を見せてくれる)」
「えっ?!これやばいよ?!めちゃくちゃ珍しいよ?!どこで撮ったの?!」
「Asahikawa……」
「(旭川?!)」
「Zoo!笑」
「っておい!!!!!笑」
まんまと引っかかってみんなで大爆笑。
旭川と見せかけての動物園というオチでした笑
一向にスコールが止む気配がなかったので、お願いしてホテルまで車で送っていただけることに。
途中でカフェによってコーヒーブレイクを。ご馳走になってしまいました!
お二人はあちこち旅されている方で、世界のヤイロチョウをほぼ撮ったというすごい方でした。色んな冒険話も聞けて楽しかったです♪
そんな中でふと僕が
「明日からポーリン温泉に移動するんだ。幻のアオムネミドリヒロハシが最近見られているから楽しみだ。」と言うと、
「いやいや。今ポーリン温泉のキャノピーウォークは閉鎖されててロクな鳥は見れないよ。アオムネミドリヒロハシだってクソ高い木の上だし、ここ数日は出てないよ。今朝行って来たけどたまたまボルネオカザリショウビンとセイランは見れたよ」とのこと。
えええええ?!
キャノピーウォークで鳥見るの楽しみにしてたのに閉鎖してるの?!
でもセイランすご!羨ましい!と色んな感情が駆け巡りましたw
お二人には「今すぐプランを変更すべきだ。ポーリン温泉に3日間居ても時間の無駄だよ!」と言われてしまいましたが、我々は予定通りの日程で動くことに。
ホテルに着いてお礼を言って別れた後は、部屋の前のテラスで少しだけ待機。
8月13日
▲ノドジロオウギビタキ /White-throated Fantail
雨降る中で愛想を振りまいてくれました💕
▲ボルネオチャガシラガビチョウ /Chestnut-hooded Laughingthrush 固有種
いつもテラスにやって来る常連さん。
ホテルに併設のレストランで夕食を食べていると、中国人3人グループのバードウォッチャーが居たのでしばらく鳥談議を。
キナバルの話をしたらすぐに「あなたのebird見てるわ」と言われました笑
この方たちも明日からポーリン温泉に行くとのことだったので、「明日から僕らもポーリン温泉に行くんだけどキャノピーウォーク閉鎖されてるらしくてマジでショックだわ。」と言うと、これまで楽しそうに会話していた笑顔が一変、青ざめた顔に変わって「oh...oh...I'll check it later...」と。
申し訳ないが、あまりに青ざめた顔をするものだから思わず笑ってしまった。その気持ち…痛いほど分かるよ!笑
この日も朝からキナバル山に行こうか迷ったのですが、昼にはホテルを出発しないといけない上に、さすがに疲れが溜まって体調が好ましくなかったため、休養日にすることに。
休養とは言ってもホテルのテラスで少しだけ鳥見を。
▲ヒメオナガバト /Little Cuckoo-dove
▲ハジロマユヒタキ幼鳥 /Little Pied Flycatcher
▲アカガオサイホウチョウ /Ashy Tailorbird
▲ミヤマタイヨウチョウ♀ /Temminck's Sunbird
▲ミヤマタイヨウチョウ♂ /Temminck's Sunbird
▲ボルネオシラガオナガ /Bornean Treepie 固有種
ホテルのテラス周辺に鳥が採餌する花がいくつかあったので、たくさんの鳥がテラスを訪れており、ホテルの前だけでも十分楽しめました。
▲この日の朝食は洋風にトーストにしてみました!おいしい!
さて、約束の時間になってホテルに呼んでもらったタクシーが到着し、いよいよ次の目的地ポーリン温泉に向かいます!
途中でラフレシアが見られるスポットが幾つかあるので、咲いていることを願いながら向かいます。
ラフレシアは5日ほどしか花を咲かせない上に、開花時期が決まっていないため、見られるかどうかは運次第です。
ここ周辺には幾つかスポットがあり、咲いている時には店前に看板が出されています。
いよいよラフレシアの見られるスポットの1つ目に差し掛かり…看板はなし。
2つ目のスポットも…看板なし。
嫌な予感が立ち込めた3つ目のスポット…「Now Blooming」の看板が!
よっしゃ!これで見られる!
確か30RM(1000円くらい)を払って中へ!
▲ラフレシア・ケイティ /Rafflesia Keithii
おおお!これがかの有名なラフレシア!!!
ケイティはラフレシアの中でも大きくなる種類で、この個体は開花直後の新鮮なもの!
この花を一目見ようと多くの観光バスが来ており、日本人のツアー団体も見かけました。
柵で囲まれていて趣きこそ薄れましたが、素晴らしい花を見ることが出来て感動でした!
▲こちらは来週あたりには開花すると思われる蕾。
待っててもらったタクシー運転手さんにお礼を言って、再び車を走らせると、また「Blooming」の看板が!
せっかくなのでここも見ていくことに。
運転手さんの知人が経営していたので少し割引してもらって、いざ花の場所へ!
▲さっきの場所とは違って小さい個体でしたが、柵がなく自然な感じで見ることが出来ました!
さっきの場所は道路沿いだったので観光客も多かったですが、この場所はオフロードを抜けた先にある場所だったため、観光客も我々だけで楽しませてもらいました。
ラフレシアに大満足で、ポーリン温泉の宿に到着!
▲宿にはパイナップルが植わっていました。
▲こっちはパパイヤ。
▲タカサゴモズ /Long-tailed Shrike
雨降ってるかなぁと思って部屋のドアを開けたら居たのでパシャリ。
▲夕食後にデザートっぽいの頼んでみましたが、味はそこそこ。着色料がすごかったw
夕食を食べて宿に戻ると、なんと昨日キナバルのホテルで話した中国人3人グループが!
また同じ宿だったとは奇遇ですね!!!
「今日なんか見れましたか?」と聞いてみると、キンガオサンショウクイとムネアカジツグミの写真を見せて下さり発狂!
我々がキナバルで撮り逃したターゲット2種じゃないか!!!
と、なんやかんやで人との関わりが多かった2日間でした。
キナバル山にはキンガオサンショウクイとムネアカジツグミという今回逃したターゲットがいるので、またいつか必ずリベンジしに来ます!!!
次回からはポーリン温泉での探鳥が始まります。お楽しみに♪
最後まで見ていただきありがとうございました。
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