9月11日
さて、いよいよ父島に戻ります。
2泊お世話になったお宿の方々に手を振り、母島に別れを告げながら、ははじま丸は14時に沖港を出港しました。
ここから我々はまた海鳥探し。まだ見ぬ海鳥を狙います。
復路のははじま丸は揺れがあったためか酔いに酔ってしまい、双眼鏡を覗いていると嘔吐しそうに…笑
2階から観察していましたが、1階の方が揺れが少なく酔いにくいということで、友人は1階へ。
僕は2階でなんとか食らいついてはるか遠くを飛ぶクロアジサシを観察していると、ちょうど1階から階段を上って2階に戻ってきた友人が、僕の真横でひとこと「目の前あれなに?!」明らかに声色が変わったので、大慌てでその方向を見ると視界に飛び込んできたのは見たことない鳥!「あっこれやばいやつだ」と思った瞬間には気付いたらカメラに持ち替えてシャッターを切っていました。
こんな証拠写真しか撮れませんでしたが、これこそ目標のひとつだったクビワオオシロハラミズナギドリ!
こんな証拠写真しか撮れませんでしたが、これこそ目標のひとつだったクビワオオシロハラミズナギドリ!
日本で1番名前が長い鳥です!
友人はカンペキな写真を撮っていたので、めちゃくちゃ羨ましいですが、証拠写真が撮れただけでも良かったです。友人に感謝感謝です✨
ほんの10秒ほどの特別な出会いでした!
おがさわら丸でも大量に見られるオオミズナギドリですが、小笠原海域では少ないので割と珍しいです。ただ、小笠原で珍しいだけで、御蔵島などの周辺で大量に見られる普通種なのでなんだかなぁと複雑な気持ちです笑
父島着港前に虹がかかりました。カツオドリと一緒に撮影しましたが、虹が分かりにくいね💦
今回の遠征では航路で何度も何度も虹を見かけたので虹に対しての特別感がだいぶ薄れました笑、ただこの時の虹はとても濃くてキレイな虹でした✨
スマホ撮影の虹とカツオドリ✨
こうして2時間の船旅は終わり、父島の二見港に16時に着港。
父島でのお宿はシルバームーンさんで、荷物を置かせて頂いたり色々とわがままを聞いて頂きました、ありがとうございました!
そんな父島のお宿に荷物を置いてから、母島の同じ宿の宿泊者の方に教えて頂いたオガサワラタマムシを探しに行ってみました。残念ながら見つかりませんでしたが、アカガシラカラスバトは時折鳴いていました。
本当に大きくてワシが飛んでるみたいな迫力です!
さて、日も暮れていよいよ満天の星空が広がります。母島では雲があったりして満足のいく撮影が出来ませんでしたので、父島で星空を撮影します!小笠原は日本で1番空が暗いので、そのぶん星が美しいです。
天の川が肉眼で見え、文字通りの満天の星空で感動でした✨
写っているのはアンナビーチ母島さんのオリジナルTシャツを着た僕です笑
ちなみに撮影者は僕ですよ!タイマー撮影です。
星撮影に満足したので、夕食を食べるお店を探して歩き回り、ようやくお店を決めて、夕食を食べました。
とてもおいしかったのですが、お会計の時に財布がないことに気づきました。一旦友人に払ってもらって、財布持ってきたはずなんだけどなぁと思いながら宿に戻り、部屋や荷物を探し回りましたが見付からず、星撮影の時に港に落としたに違いないと思って、友人にライトを借りて、大慌てで港へ。港では割とあっさりと財布が見つかって胸を撫で下ろしました💦以後重々気を付けなければ。近くに学生がいたのですが、見て見ぬふりをしてくれたのかな?、ありがとう…!
財布が見つかったので一安心でシャワーを浴びてから、ネムリブカやシロワニが集まるというとびうお桟橋に向かいました。期待はずれでサメは全然いませんでしたが、ネムリブカ1匹、マダラエイ数匹と一瞬ですがウミガメも見られました!
その後は、宿に戻っていよいよ就寝です。楽しい1日でした✨
9月12日
翌朝はゆっくり起きて、この日はやることを決めていました!シュノーケリングです!
小笠原に来てからどうしてもやりたくなってしまって、最終日に父島でのシュノーケリングをすると決めたのです!
シュノーケリングは宮之浜という場所が良いよと教えて頂いていたのですが、徒歩では遠いためそこに行くのは断念することにしました。
シュノーケリングのレンタルの受付をしていると、たまたまおがさわら丸やははじま丸でも一緒に鳥見をしていた方がいらっしゃって、宮之浜まで車で連れて行って頂きました、ありがとうございました!ちょうど行くのを諦めたところだったので、とても嬉しかったです。
初めてのシュノーケリングでしたが、キイロハギ、モンツキハギ、ハタタテダイ、チョウチョウウオ、ツノダシ、ブダイ、ヤガラ、オジサン、フグ、ウツボ、そして小笠原で見ておきたい魚の1つであるユウゼンや僕が好きな魚であるホンソメワケベラなど本当にたくさんの魚を見ることが出来てとても楽しかったです♪
また、浜沿いの森の中からは小笠原固有種であるオガサワラゼミの鳴き声が時折聞こえてきました。
シュノーケリングを終えた後は、船の出航前に15分ほど余裕が出来たので、アカガシラカラスバトを探しました。
こうして父島での観光&鳥見を満喫しました。
さて、15時にいよいよおがさわら丸が出港します。楽しかった小笠原の旅行も残すは帰りの船だけとなりました。
帰りの航路での海鳥も楽しみですが、小笠原を去ることへの寂しさも大きかったです。
ということで、いよいよ小笠原遠征記は次回が最終回!帰りの航路ではどんな出会いがあるのでしょうか?、お楽しみに!
今回のライファーはクビワオオシロハラミズナギドリです。
最後まで見ていただきありがとうございました。