2023年11月25日土曜日

~タイ鳥見旅行記 7日目~ Khao Dinsorでタカの渡り! 10月25日撮影

前日に引き続きKhao Dinsorでタカの渡り観察です!
この日は曇天で、午前中は全然タカが飛ばずだったのですが、夕方になるにつれて天気が回復し、夕方はタカが近距離を飛んで楽しめました♪

チュウヒ(Eastern Marsh-harrier)が飛びましたが、やはり曇天だと写真は暗くなります。

ハイイロオウチュウ(Ashy Drongo)かと思われます。暗すぎて判別できず💦

サシバ(Grey-faced Buzzard)

ツミ(Japanese Sparrowhawk)

写真を確認していてミナミツミ(Besra)かな?と思ったのですが、詳しい方にお聞きしてみたらやはりツミのようです💦 識別が難しいです!

1羽のツミが低空を飛んでくれたのが良かったです♪
低空を飛ぶと山が背景になるので色がキレイに出ます✨

飛ぶタカの数が少ないので、観察場所を離れて山道で昆虫撮影をしていると上空に1羽のタカが。とりあえず撮影。
その後、観察場所に戻るとその同じ個体が観察場所からも見えていたようで、同行者が「これハイタカじゃないかな」とつぶやくと同時に、みんな各々写真を確認。僕も写真を見てみたら翼指が6本!
ハイタカ(Eurasian Sparrowhawk)
ハイタカだと分かった後の現場は大盛り上がりです!!! 日本では普通種のハイタカですが、ここではかなりの珍鳥です!
以前から海外の人々が日本の普通種で大盛り上がりするところを見てみたかったので、楽しかったです♪ ハイタカで大盛り上がりしているのを見ると、海外に来たんだなと感じます笑

アカハラダカ(Chinese Sparrowhawk)

ハイイロモリツバメ(Ashy Woodswallow)のように思いますが、暗すぎて識別不能。

ハイタカが1羽飛んで盛り上がったもののタカの数は伸びずに過ぎ去った午前中。
徐々に天候が回復してきた中で、
はるか遠くにクロカッコウハヤブサ(Black Baza)の大群が出現!

進路はこっちに向かってくるようです!

あっという間に我々の前までやってきました!

タカたちの進路がこちらに向かうと、「Come this way!」と盛り上がります!

頭上を川のように流れ続けるクロカッコウハヤブサの大群は圧巻です✨

1羽をクローズアップ!

本当にキレイなタカなんですよね~✨
クロカッコウハヤブサって名前なのに、カッコウでもハヤブサでもないというなんともややこしい和名です。

午後からは様々なタカが飛び始めて楽しくなってきました♪
カラフトワシ(Greater Spotted Eagle)も数羽渡って行きました。

チュウヒ(Eastern Marsh-harrier)

クロカッコウハヤブサの大群も次々に流れていきます。

チャイロカッコウハヤブサ(Jerdon's Baza)も登場!

タカサゴダカ(Shikra)

ここでまた大物が登場!!!
ヒメクマタカ(Booted Eagle)の淡色型です!!!

頭上を通過して現場は大盛り上がり!!!

結構なレアもののようでしたが、今年はヒメクマタカの当たり年なのか?、淡色型が前日に続いて2日連続で渡りました。

カラフトワシ(Greater Spotted Eagle)

前日のように眼前を通過することはありませんでしたが、遠くても大きくて目立ちます。

クロカッコウハヤブサ(Black Baza)

この日はミナミカンムリワシ(Crested Serpent-eagle)の数が多く、午後は次々に渡りました。

アマツバメ(Pacific Swift)かな?





次々に渡って行ったタカサゴダカ(Shikra)たち
雌雄や年齢によって色のバリエーションが豊かです✨


ツミ(Japanese Sparrowhawk)たちも次々に渡って行きました。

クロカッコウハヤブサ(Black Baza)

クロカッコウハヤブサの独特の丸い翼のシルエットが好きです💕

頭上でクロカッコウハヤブサの大群が旋回を始めました!
1羽だけ大きいのはミナミカンムリワシです。

ヒメクマタカ(Booted Eagle)が頭上を通過!

また現場は盛り上がりました!

最後にスキハシコウ(Asian Openbill)の大群も出現!

朝の曇天からキレイな青空に変わりました!

この日も帰り道は現地で知り合ったご夫婦に送っていただき、オオスズメフクロウ(Asian Barred Owlet)を探しましたが、見つかりませんでした。
というのも、タカの渡り観察の際に僕が「オオスズメフクロウが見たいんですが、この辺で見られますか?」と聞いたときに、クスッと笑いながら「オオスズメフクロウが見たいの?どこでもいるよ~笑」という会話を交わしたのです。それで、わざわざ毎日帰り道に一緒に探して下さっていたのです!
アカガシラサギorジャワアカガシラサギ(Chinese or Javan Pond-heron)
この2種の識別が難しいですが、ジャワのような気がします。

タカの渡り観察2日目は、ハイタカやヒメクマタカ淡色型で大盛り上がりして楽しい日になりました♪
タイでの旅はまだまだ続きます♪

最後まで見ていただきありがとうございました。

2023年11月22日水曜日

~タイ鳥見旅行記 6日目~ Khao Dinsor でタカの渡り! 10月24日撮影

10月24日
今回の旅のメインイベントであるKhao Dinsorでのタカの渡り観察が始まります!
ガイドさんにラプターセンターまで送っていただき、そこでお別れしました。
ラプターセンターから割と急な山道を10分くらい?登ったところに最初のプラットフォームがあって、まずはそこで観察しました。

結果から言うと、この日は朝から夕方までひっきりなしにタカが飛び続け、レアな種もバンバン飛んだ超ラッキーデーでした!
そんな様子をお伝えできればうれしいです。

早速コウライウグイス(Black-naped Oriole)数羽が現れて、渡って行きました。

タイランド湾をバックに渡って行くサシバ

ここでいきなりメインイベントが!
山の下側から無数の鳥が沸き上がってきました!!!

あっという間にすごい数に!!!
これこそ!クロカッコウハヤブサ(Black Baza)の大群の渡りです!!!

こっちからもクロカッコウハヤブサが!

単体で見ると、クロカッコウハヤブサはこんなにも美しい鳥です✨

サシバ(Grey-faced Buzzard)もバンバン渡って行きます。

日本ではまだ見たことなかったアカハラダカ!(Chinese Sparrowhawk)

続いてアカハラダカがもう1羽!

「Dollarbird!」の叫び声で空を見上げると、ブッポウソウ(Dollarbird)が渡って行きました。この日1羽しか飛ばなかったレアものですね!

ハチクマ(Eastern Honey-buzzard)も次々に渡って行きます!

タカサゴダカ(Shikra)

今度は頭上でサシバの群れが出来ました!

その隣でクロカッコウハヤブサの大群も!

そしてそのクロカッコウハヤブサの大群の前をサンショウクイ(Ashy Minivet)たちが鳴きながら通過して行きます!
なんて素晴らしい光景でしょう!

本当に休む間もなく次から次へとタカが飛んできます。
ハチクマ(Eastern Honey-buzzard)

ここで「Crested Honey-buzzard!」という声が響き、現場に一気に緊張が走ります。
周りの様子から、すごいやつが現れたな!と察しました。
Indomalayan(Crested) Honey-buzzard!

ここではかなりのレア種のようで、目の前を通過した後は大盛り上がりでした!

今度はミサゴ(Osprey)がやってきて盛り上がりました!
日本では普通にいますが、ここではそう多くはありません。
ちょっと盛り上がる周囲に対して「It is common in Japan!」と言うと笑っていました。
イギリス、中国、シンガポール、ロシア、マレーシア、アメリカなど世界中の鳥好きとお会いして、お話できてとても楽しかったですし、それぞれの出身によって我々のミサゴのように興味のあるなしが分かれて面白かったです笑

クロカッコウハヤブサの大群も何度も現れて、川のように流れていきます。

そして、そのクロカッコウハヤブサの大群の前をカラフトワシ(Greater Spotted Eagle)が横切っていきます。素晴らしい光景!

Black-eared Kite いわゆるトビですが、日本で見られる亜種とは違うはずです。

レア種なのにこの日はかなり飛んだヒメクマタカ(Booted Eagle)
更に激レアな淡色型も1羽飛びましたが、写真がイマイチなので割愛、次回登場します!

チャイロカッコウハヤブサ(Jerdon's Baza)

次々に現れる見たことのないタカたちに興奮しっぱなしです!

今度は目と鼻の先の距離に巨大な影!
ミナミカンムリワシ(Crested Serpent-eagle)です!

また大きな影!
常連さんたちも少し頭を悩ませます。

結論は、カザノワシ(Black Eagle)とのこと!

僕らの10日間の滞在でたった1羽しか飛ばなかったレアものです!

タカサゴダカ(Shikra)

ボロボロのハチクマ
はるか日本から渡ってきた子もいるんだろうなぁ

肩の白い模様が特徴のヒメクマタカ(Booted Eagle)

今度はSteppe Buzzardが! 日本のノスリとは少し違いますね!

少し引きの構図でハチクマを✨

スキハシコウ(Asian Openbill)も大群で渡って行きます。

チュウヒ(Eastern Marsh-harrier)はこの日1羽だけでした!

逆行するハチクマ たまに渡りと逆方向に飛ぶタカがいます。

ヒメクマタカ(Booted Eagle)が近くを飛びました!

また新しい種類が! シロハラウミワシ(White-bellied Sea-eagle)です!

背の赤色がキレイなシロガシラトビ(Brahminy Kite)

シロガシラトビはタイではあちこちで見かけます。

タカサゴダカ(Shikra)もかなり多いです。

ここで「Greater Spotted Eagle!」の声。また現場に緊張が走ります。
最初は遠くを飛んでいたのですが、次第にこちらに向かってきます!
現場にいた全員が「これは目の前を通る!」と確信し、息をのみます。

目と鼻の先を通過するときには、震えそうな指で必死にシャッターを切りました!

カラフトワシ(Greater Spotted Eagle)をこんなに近くで見られる機会はもう今後ないかもしれません。

我々の前を颯爽と通過していきました♪

背面の美しさは最強ですね!✨
カラフトワシが通過した後は大歓声です、各々がドキドキしながら画像を確認し、みんなで喜びを分かち合いました♪
この旅の中で最も興奮した瞬間の一つでした!

そんな大盛り上がりの我々の上をまだまだタカたちは渡って行きます。
ツミ(Japanese Sparrowhawk)
「My friend!」と言うと笑っていました。(英名がJapaneseなので)

オウチュウ(Black Drongo)も飛びました。

ルリオハチクイ(Blue-tailed Bee-eater)も群れで鳴きながら通過して行きます。

夕方はタカたちが低く飛ぶので楽しいです♪
ツミ(Japanese Sparrowhawk)

タカサゴダカ(Shikra)

特徴的な声と形のルリオハチクイ

アカハラダカ(Chinese Sparrowhawk)

ツミ(Japanese Sparrowhawk)

またスキハシコウ(Asian Openbill)の大群がやってきました!

同じタイミングでサシバも渡ってきたので、

頭上でスキハシコウの群れとサシバが交差しました!

サシバも次々に目の前を通過して行きます!

ハチクマ

最後に推定Steppe Buzzardが渡って行きました!

帰り道にオオスズメフクロウ(Asian Barred Owlet)を探しましたが、声はすれども姿は見えず。
シロボシオオゴシキドリ(Lineated Barbet)が止まっていました。

この日のホテルまでの帰り道は、Khao Dinsorで知り合ったご夫婦に送って頂き、これからそのご夫婦がKhao Dinsorを離れる日まで毎日送って頂けることになりました。本当にありがとうございました!!!

こうしてタカの渡り観察1日目の結果は、大量のBlack Bazaに、目の前を飛んだカラフトワシ、計19種ものタカが飛んだスーパーラッキーデーでした!そのうちこの日1羽だけ飛んだが撮影出来なかったチャバネサシバを除いた18種を今回の記事で紹介出来ました。
それにしても最高すぎるスタートを切ったKhao Dinsorでのタカの渡り観察。我々にはまだ9日間の滞在期間があり、まだ見ぬタカにも期待が膨らみます。
続きは次回をお楽しみに♪

最後まで見ていただきありがとうございました。

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