10月28日
午前中にKhao Dinsorの周辺で探鳥したあと、午後からタカの渡りの観察に行きました。
今回はそのタカの渡りの様子をご紹介します。
観察場所に着くなり「今日はまだちゃんと撮れていない残りの2種、チャバネサシバとカンムリオオタカを撮りたいんだ」と宣言して、カメラを準備していました。
言霊って本当にあるもんですね、その直後に「チャバネサシバだ!」という声が聞こえてきました。
この日最初に撮ったタカはまさかのチャバネサシバ!(Rufous-winged Buzzard)現地の方がおふざけで言っていた可能性はありますが、シクラというよりシックラーと発音していました。
日本の亜種と違って額に白色部がないんだと現地のエキスパートが仰っていて、実際写真を見て本当だ!と分かりました。
すかさずエキスパートが「Pratincole!」と声を挙げます。ツバメチドリ(Oriental Pratincole)の群れでした。この日はこの群れ以外にももう1つ大きな群れが飛びました。
それにしても現地の方々の識別速度には驚かされます。
ひっきりなしに鳥が飛ぶので休む間もありません。
すぐに空に視線を戻さないとタカを見逃してしまいます!
日本のトビより白っぽいです!
写真が撮れてなかった鳥のひとつです。
顔が黒っぽく見え、日本とは異なる亜種のようです。
イワツバメ(Asian House Martin)が飛んで行きました。
我々も改めてミサゴって見てみるとめちゃくちゃ美しい鳥だよなぁと思いました。
同行者が日本のミサゴと交換して欲しい笑と言ってました笑笑
今日の渡り観察はおしまいと思っていた我々の元へ向かって飛んでくる鳥たちの影。
この後我々の頭上を通過してこの日のフィナーレを飾りました。
この日はまだちゃんと撮れていなかったチャバネサシバとカンムリオオタカをしっかり撮影出来、ハヤブサまで見れてラッキーでした✨️
これでKhao Dinsorで見られる可能性がある鳥はほぼコンプリートという最高の状態になりました。残るは可能性の低いタカたちばかりです、ミナミツミ、チュウヒワシ、マダラチュウヒなどなど…
でもこの日はこれでは終わりません!
現地の鳥のエキスパートが夜探に誘ってくださいました!現地でずっとお世話になっていたご夫婦と共にエキスパートの案内で夜の森に向かいました。
今回の目的はSanook bent-toed geckoというトカゲ。なんと世界でこの山にしか生息しない固有種のよう。
しばらく探し回って、エキスパートが興奮しながら「いた!」と。
こちらがSanook bent-toed geckoこの方の案内がなければ一生見ることのなかったであろう美しいトカゲ…
本当にお世話になりました!
そしてこの日に僕たちをホテルまで送ってくださったあと、ご夫婦は長い道を走って家に戻るとのことでした。毎年このタカの渡りのピークの時期にKhao Dinsorに1週間前後訪れるそうで、今年で10年以上になると言っていたと思います。
毎日Khao Dinsorまでホテルから送って頂き、毎朝ごはんを食べさせて頂いて、最後の夜に素晴らしいディナーまでご馳走して頂いて、最後の日にはなにかお返しをと思っていたのですが、この日に突然「我々は今日帰るよ」と告げられたので、大したお返しも出来ませんでした。もし日本に来る時には絶対に我々がガイドになります!(僕では力不足ですが笑)と言って、別れを告げました。
素晴らしい人々との出会いに大いに感謝した一日でした。これも旅の醍醐味ですよね。
我々がここで探鳥できる日数はまだ4日間あります。これからどんな出会いが待っているのでしょう。
最後まで見ていただきありがとうございました。
言霊かぁ〜。言葉にするって大事ですね!
返信削除タカフィーバーあついね。みんなカッコいいです。
夜の森を探検できるなんて良いですね。
綺麗なゲッコー。
そして親切なご夫婦の話感動しました。
いつか日本に来られて恩返しできたらうれしいね!色んな出会いと思い出を
大事にしてね〜!
出会った鳥も人も全てが一つ一つ素敵な思い出です♪
削除いつかまたお会いしにタイに行きたいです。