10月24日
今回の旅のメインイベントであるKhao Dinsorでのタカの渡り観察が始まります!
ガイドさんにラプターセンターまで送っていただき、そこでお別れしました。
ラプターセンターから割と急な山道を10分くらい?登ったところに最初のプラットフォームがあって、まずはそこで観察しました。
結果から言うと、この日は朝から夕方までひっきりなしにタカが飛び続け、レアな種もバンバン飛んだ超ラッキーデーでした!
そんな様子をお伝えできればうれしいです。
早速コウライウグイス(Black-naped Oriole)数羽が現れて、渡って行きました。
ここでいきなりメインイベントが!山の下側から無数の鳥が沸き上がってきました!!! これこそ!クロカッコウハヤブサ(Black Baza)の大群の渡りです!!!
単体で見ると、クロカッコウハヤブサはこんなにも美しい鳥です✨ サシバ(Grey-faced Buzzard)もバンバン渡って行きます。 日本ではまだ見たことなかったアカハラダカ!(Chinese Sparrowhawk) 「Dollarbird!」の叫び声で空を見上げると、ブッポウソウ(Dollarbird)が渡って行きました。この日1羽しか飛ばなかったレアものですね!
ハチクマ(Eastern Honey-buzzard)も次々に渡って行きます!そしてそのクロカッコウハヤブサの大群の前をサンショウクイ(Ashy Minivet)たちが鳴きながら通過して行きます! なんて素晴らしい光景でしょう!
本当に休む間もなく次から次へとタカが飛んできます。ハチクマ(Eastern Honey-buzzard)
ここで「Crested Honey-buzzard!」という声が響き、現場に一気に緊張が走ります。
周りの様子から、すごいやつが現れたな!と察しました。
Indomalayan(Crested) Honey-buzzard! ここではかなりのレア種のようで、目の前を通過した後は大盛り上がりでした! 今度はミサゴ(Osprey)がやってきて盛り上がりました! 日本では普通にいますが、ここではそう多くはありません。
ちょっと盛り上がる周囲に対して「It is common in Japan!」と言うと笑っていました。
イギリス、中国、シンガポール、ロシア、マレーシア、アメリカなど世界中の鳥好きとお会いして、お話できてとても楽しかったですし、それぞれの出身によって我々のミサゴのように興味のあるなしが分かれて面白かったです笑
クロカッコウハヤブサの大群も何度も現れて、川のように流れていきます。
そして、そのクロカッコウハヤブサの大群の前をカラフトワシ(Greater Spotted Eagle)が横切っていきます。素晴らしい光景!
Black-eared Kite いわゆるトビですが、日本で見られる亜種とは違うはずです。 レア種なのにこの日はかなり飛んだヒメクマタカ(Booted Eagle) 更に激レアな淡色型も1羽飛びましたが、写真がイマイチなので割愛、次回登場します!
チャイロカッコウハヤブサ(Jerdon's Baza) 次々に現れる見たことのないタカたちに興奮しっぱなしです!
今度は目と鼻の先の距離に巨大な影!ミナミカンムリワシ(Crested Serpent-eagle)です!
結論は、カザノワシ(Black Eagle)とのこと! 僕らの10日間の滞在でたった1羽しか飛ばなかったレアものです! はるか日本から渡ってきた子もいるんだろうなぁ
肩の白い模様が特徴のヒメクマタカ(Booted Eagle) 今度はSteppe Buzzardが! 日本のノスリとは少し違いますね! スキハシコウ(Asian Openbill)も大群で渡って行きます。 チュウヒ(Eastern Marsh-harrier)はこの日1羽だけでした!
逆行するハチクマ たまに渡りと逆方向に飛ぶタカがいます。 ヒメクマタカ(Booted Eagle)が近くを飛びました! また新しい種類が! シロハラウミワシ(White-bellied Sea-eagle)です! 背の赤色がキレイなシロガシラトビ(Brahminy Kite)
ここで「Greater Spotted Eagle!」の声。また現場に緊張が走ります。
最初は遠くを飛んでいたのですが、次第にこちらに向かってきます!現場にいた全員が「これは目の前を通る!」と確信し、息をのみます。 目と鼻の先を通過するときには、震えそうな指で必死にシャッターを切りました! カラフトワシ(Greater Spotted Eagle)をこんなに近くで見られる機会はもう今後ないかもしれません。 カラフトワシが通過した後は大歓声です、各々がドキドキしながら画像を確認し、みんなで喜びを分かち合いました♪
この旅の中で最も興奮した瞬間の一つでした!
そんな大盛り上がりの我々の上をまだまだタカたちは渡って行きます。ツミ(Japanese Sparrowhawk) 「My friend!」と言うと笑っていました。(英名がJapaneseなので)
オウチュウ(Black Drongo)も飛びました。 ルリオハチクイ(Blue-tailed Bee-eater)も群れで鳴きながら通過して行きます。
夕方はタカたちが低く飛ぶので楽しいです♪ツミ(Japanese Sparrowhawk) アカハラダカ(Chinese Sparrowhawk) またスキハシコウ(Asian Openbill)の大群がやってきました! 最後に推定Steppe Buzzardが渡って行きました!
帰り道にオオスズメフクロウ(Asian Barred Owlet)を探しましたが、声はすれども姿は見えず。シロボシオオゴシキドリ(Lineated Barbet)が止まっていました。
この日のホテルまでの帰り道は、Khao Dinsorで知り合ったご夫婦に送って頂き、これからそのご夫婦がKhao Dinsorを離れる日まで毎日送って頂けることになりました。本当にありがとうございました!!!
こうしてタカの渡り観察1日目の結果は、大量のBlack Bazaに、目の前を飛んだカラフトワシ、計19種ものタカが飛んだスーパーラッキーデーでした!そのうちこの日1羽だけ飛んだが撮影出来なかったチャバネサシバを除いた18種を今回の記事で紹介出来ました。
それにしても最高すぎるスタートを切ったKhao Dinsorでのタカの渡り観察。我々にはまだ9日間の滞在期間があり、まだ見ぬタカにも期待が膨らみます。
続きは次回をお楽しみに♪
最後まで見ていただきありがとうございました。
幸先の良いスタートで良かったですね!!
返信削除大群の渡りは圧巻です。すごい数!素晴らしい!
色んな国の方達と交流できて刺激的ですね!
カラフトワシ綺麗でかっこいいです!
こんなに素晴らしい場所があるとは想像を絶していました。
削除絶対忘れない濃い思い出になりました。