2023年11月16日木曜日

~タイ鳥見旅行記 3日目後編~ インドトサカゲリ、コウラウンなど! 10月21日撮影

さて、今回は前回の続きです。
21日の夕方のKotiean open areaでの探鳥の様子です。

道路沿いの電線に見慣れない2羽のシルエットが
オオバンケン(Greater Coucal)です!

スコールで濡れた羽を乾かしていました。
電線の上で綱渡りするような歩き方が特徴的で面白かったです♪

地面で食事中の個体もいました!

こちらは日本では沖縄で見られるシロハラクイナ(White-breasted Waterhen)

タイではあちこちで見かけました!

こちらも日本ではおなじみのケリ(Grey-headed Lapwing)

ケリの横にジシギの姿が! 日本でもおなじみですが、カノコバト(Eastern Spotted Dove)と一緒にいるのは新鮮ですね!

タシギ(Common Snipe)ではないと思うので、そうなるとハリオシギ(Pintail Snipe)と思われます。
オオジシギやチュウジシギはタイではほとんどいないようです。

こちらも日本でもおなじみのムナグロ(Pacific Golden Plover)

ルリオハチクイ(Blue-tailed Bee-eater)が止まっています。

アオショウビン(White-breasted Kingfisher)も止まっています。

こっちの木にはカノコバトとベニバト(Red Turtle-dove)とインドハッカ(Common Myna)が止まっています。
シギチは日本でも見られる種が多く、ここは日本かな?と感じてきてしまいますが、こういうのを見ると「違うここはタイなんだ!」ってなります笑

ダイシャクシギ(Eurasian Curlew)が飛んで行きました。

こちらはヒメマミジロタヒバリ(Paddyfield Pipit)と思われます。

ピピットって英名が可愛いですよね💕

ちょうど石垣島に出現して話題になっていたセイケイですが、たくさんいました。
ハイガシラセイケイ(Grey-headed Swamphen)かなぁと思ってます。

アジアコビトウ(Little Cormorant)が飛んで行きます。

カノコバトの中に日本でもおなじみのコチドリ(Little Ringed Plover)

見たかったカタグロツメバゲリ!(River Lapwing)
冠羽を広げています!

シックな色合いがとっても好みで、一目惚れしてしまいました💕

カタグロツメバゲリたち

冠羽を畳んだカタグロツメバゲリ

次は池の反対側に回ります。
アオショウビンが街灯の上に どこにでもいます笑

オニカッコウ(Western Koel)が止まってました。

ガイドさんが「新しい種類だよ!」と言って車を止めて下さいました。
お食事中のホオジロムクドリ(Asian Pied Starling)でした!

独特な色合いのムクドリですね!

ホオジロムクドリの後ろにメグロヒヨドリ(Yellow-vented Bulbul)が下りてきました!

なんか飛んで来たと思ったらミミスジヒヨドリ(Streak-eared Bulbul)

ガイドさんが「珍しいのがいるよ!あそこ!」と指差す。
アオショウビンの上から飛び出すコウラウン!(Red-whiskered Bulbul)

そのまま近くの木に止まったコウラウン
なんか鉄腕アトムみたいで好きな鳥です笑
タイ南部ではコウラウンはなかなかのレアもののようです!

今度はズグロヒヨドリ(Black-headed Bulbul)が止まりました♪

続いてチャガシラハチクイ(Chestnut-headed Bee-eater)が止まりました!

日本では沖縄で見られるムラサキサギ(Purple Heron)もちょこちょこいます。

タカブシギ(Wood Sandpiper)も2羽いました!

シマキンパラ(Scaly-breasted Munia)の群れも居ましたが、遠すぎたので割愛。
牛さん

その後は車で移動してKhao Sok国立公園へ。ホテルにチェックインしてレストランで夕食をとりながら暗くなるのを待ちます。ガイドさんが「This is not spicy!」と言ったので頼んだタイのカレーですが、激辛でした笑 現地の人の辛くないは当てにならないなと思いました。ガイドには「level2 for me笑」と煽られましたが笑

さて外は一気に暗くなり、コウモリが飛び始めました。もう今日はおやすみの時間です、なんてそんなことはありません!!これからバードウォッチングです!は?と思われそうですがマジです。ヘッドライトを付けて夜の真っ暗な熱帯雨林に入ります。目的はニセメンフクロウ。なかなか出会えないとは聞いていましたが、果たして。ここでひとつやらかしたのが、うっかり白い服を着て来てしまったのです。真っ暗な森でヘッドライトに照らされた白い服、それが何を意味するのか、ライトトラップです笑 大量の虫たちがワラワラと服に集ってきてこれは不愉快。仕方ないとレインコートに着替えました。これが後に悲劇を生むことになろうとは… ニセメンフクロウの声が響く森の中を進みます。ガイドはニセメンフクロウの鳴き声の音声をスピーカーで流します。コールバックといって、この音声に反応して本物の鳥が鳴き声を出してくれたり、近付いてきてくれたりします。この日は、ニセメンフクロウがずっとコールバックして反応していたものの、一向に近付いてくる様子はなく、熱帯雨林の奥深くから声だけが聞こえます。しびれを切らしたガイドがこちらから行くしかないと言って、林道をはずれて、声のする方目掛けて藪の中に突っ込んでいきました。ニセメンフクロウを驚かさないためにヘッドライトを消して、ほぼ見えない状態の中で体に絡みつくツタを避けながら藪の中を進んで行きます。正直結構怖かったです。見えない恐怖もありますし、葉っぱに擬態した緑色のマムシがいるエリアなので、噛まれたら割と洒落になりません。かなり藪の中を彷徨ったのですが、ニセメンフクロウは見つからず。暗い森の中を薮をかき分け歩き続けるのは体力的にも精神的にも参ってきます。しかもレインコートが暑すぎて全身汗だくで疲れも相まって頭クラクラ。こりゃダメだと思って、僕は車に戻って休むよと伝えてその場を去った。同行者とガイドはもう1度挑戦すると言って再び藪の中に消えていった。僕は正直見つからんだろうと思っていた。

それからかなりの時間車で待っていたところ、ドライバーのトランシーバーに連絡が入った。藪の中で帰り道が分からなくなったという。ドライバーが慌てて薮に向かってライトを当てて、ガイドと同行者はそのライトを確認し、方向が分かって帰って来れたようだった。薮から出てきた2人は「Really sad」と言いながら僕の方に向かってきたので、しめしめニセメンフクロウは見れなかったんだなと思ったのだが、同行者がカメラ画面をこちらに向けてきた。そこにはニセメンフクロウがバッチリ写し出されていた。大ショック!とてつもない後悔と悔しさでいっぱいになった。翌日の夜にリベンジを誓い、この日は幕を閉じた。

最後まで見ていただきありがとうございました。

1 件のコメント:

  1. カタグロツメバゲリおしゃれな鳥さんですね!
    ニセメンフクロウのくだりは臨場感が伝わってハラハラしました。
    頑張ったのに見れなくて悲しかったね。。
    リベンジできますように!!

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