2021年4月5日月曜日

〜在庫!〜 珍鳥アカハシハジロ、オッドアイのホシハジロなど!!! 1月31日撮影

この日は午後から用事があったので、午前中2時間ちょっとだけアカハシハジロを見に行ったのだった。
オッドアイのホシハジロもいるらしく、アカハシハジロより楽しみにしていたかもしれないw
今日のブログは、例の「僕が分からないなりに勝手に識別してみる」的なブログになるので、バーダーさんではない方は、ざ〜っと読み飛ばして下さい!w

道中で、ヒドリガモに出会った。
雨覆が見えないから年齢は?だが、♂生殖羽 
雨覆以外でも年齢って分かるのかな。 脇羽が換羽してなければ分かりやすいけど。

ヒドリガモの中で違和感を感じる個体を見つけた。

現場では、アメヒが関わった交雑が頭をよぎったが、やっぱり違うなぁと。
確かに嘴基部に黒斑はあるが、肩羽と胸と言ったら良いのだろうか?に粗い横斑があるので雄化ではないかと思った。
ハナボクロがあったらすぐ気付いたかな。
ちらりと見える雨覆から幼鳥でないことは明らか、頭部は前に教えて頂いたことだが、丸みを帯びて♀的なようにも思える。
嘴基部の黒斑は雄化が原因する可能性もあるみたい。

草が乗ったままだ^^

♂が近づいて来た。

ラッキー! 並んでくれた! ♂より少し小さい気もするが、さほど体格差はないような?
というか、右の♂何かおかしくないか。 現場では左の個体に気をとられていたのか全く気付かなかった。というか、このときはヒドリの雄化を今より全然理解していなかったように思う。といっても、今でも分からないことだらけだが。
それは一旦置いといて、右の♂だが、まず雨覆から成鳥では?と分かるが、なにより気になるのは胸の横斑。ec.(エクリプス)→br.(生殖羽)への換羽の様子を調べてみたけどこんな風に胸に黒い横斑が出た個体は見かけなかった。羽がやけに茶色がかっているのも気になる。
実際、僕は換羽についての知識が全然ないので、自信は全くない。でも雄化とするには、♂らしすぎるし、胸の斑の出方が雄化の粗い横斑とはまた違うように思う。
やはり僕の経験不足で、ec.→br.なのだろうか。
長時間、睨めっこしているがこのまま永遠に時間だけが過ぎそう。
曖昧に終わるのは気持ち悪いが、分からない!
だが、ec.→br.なのかな!? ちなみにこの個体の頭部の形状は♀ぽくはない。

一旦気持ちを切り替えてこの雄化疑惑に戻るが、上尾筒にも粗い横斑。
これだけ肩羽〜胸(という言い方で合ってるだろうか)と脇にもそれらしいのが見え、上尾筒にもはっきりと横斑があり、これは雄化として問題なしではないだろうか。
顔には変に白っぽい部分が見られる。 ヒドリガモ♀成鳥の雄化では!

一応、先程の♂と思われる個体。 手前はヒドリガモ♀成鳥の雄化個体と思われる。
追記: ヒドリガモ♀成鳥の雄化で正しいです。
この♂、ただのec.→br.なのだろうか。

初めて自分で発見、識別したヒドリガモ♀成鳥の雄化個体。
おそらく合っていると思うのだが、やっぱり僕1人で断定する自信はない。
追記: ヒドリガモ♀成鳥の雄化で正しいです。

ここまでは、4月4日から日付をまたいで5日まで、2時間以上も(3時間近い)パソコンや図鑑と睨めっこしていた。 眠たいし、かなり疲れてきました。
ということで、今日のカモ考察はここまでにして、布団に入らせて頂きます!
これ以降は、目的であったアカハシハジロ、オッドアイのホシハジロの識別に入りますが、こちらはすでにカモの先生(僕が勝手に思ってるだけです!)も記事にしておられたので、結論が出ておりますので、「これかこれか、う〜む分からない!」となることはないでしょうから、割とスムーズに書けるのではないかななんて思っています。
(ちなみに今回のヒドリガモも、先生の記事を大量に読みました! でなければ、嘴基部の黒斑はアメヒ関連の雑種か!?とか、ヒドリガモの個体差だ!とか言い出すと思います。実際そうですし! でも、ヒドリガモの個体差で出ることもあるのでしょうね。)
ま〜た長く話してしまいそうなので、今日はおしまい! おやすみなさい!!!
明日の僕にバトンタッチです!w

おはようございます! 翌日の僕です。
さぁ、目的のアカハシハジロとオッドアイのホシハジロを見て行きましょう!

先生が記述しておられた特徴だが、改めて自分でも確認してみたい。
まずカモ図鑑にも記述されている嘴の黒色部はごく僅かに残るように見えるが、このわずか10日ほど前にはまだ黒色部が残っており、生殖羽への換羽が進んだようだ。
胸に褐色の羽が混在している。

換羽が進んで微妙ではあるが、脇羽上段は尖った幼羽のようだ。
これは多分この日の画像からでは、僕は分からなかった。

脇にも褐色の羽が混在していて、分かりやすい。

頭部の色合いは濃いらしいが、それはちょっと分からなかった。
成鳥よりも明るい色に見えるのだが?

ホシハジロと並ぶと、だいぶ大きいのが分かる。

羽毛を少し立てたか

キレイな水面で羽ばたいてくれた!


観察していた角度の問題で、翼上面は見えなかった。

胸が純粋な黒色でないのは明らか。

これは完全な失敗だが、尾羽のV字の切れ込みがうまく写った画像がなかった。


正面から見たときのあまりの変顔に笑ってしまった。

せっかく至近距離で撮影出来たので、嘴の形状でも。
板歯ってやつかな。 歯のようなものが見える。

寝姿はこんな感じ

藻と間違えたのか落ち葉を銜えていた。

伸びをした時にどうにか翼上面が見えた。
翼後縁の黒色部は10日前より黒く太くなったようにも感じるが?
次列風切で黒色部のない部分があるように見える。


頭かいかい。

嘴の赤い三兄弟だ!w

以上から、アカハシハジロは♂1年目冬で間違いないようだ。

続いて、この子がオッドアイのホシハジロ。

左側の虹彩に黄色みが有って、通常ではないのだが、光の当たり具合かもしれないが、10日前より通常色に近づいたように思うのだが、どうだろう。
この画像から分かるように右側が通常の赤色で、左側が少し黄色みが有って、橙色というかそんな感じに見える。
鳥でオッドアイは初めて聞きましたね♪

左側はやはり明るく見える。

そしてこのオッドアイの子は、ホシハジロ♂1年目冬とのこと。
それを確認していきたい。

腹の幼羽が見えれば分かりやすいが、水面では分からないことが多い。
この左側の脇を見れば、褐色の摩耗した幼羽が所々に見られる。
胸や尾羽の幼羽はちょっと僕が見る限りでは、分からない。

今回はヒドリガモ♀成鳥の雄化個体からアカハシハジロ♂1年目冬、オッドアイのホシハジロ♂1年目冬を見てみた。
ヒドリガモ♀成鳥の雄化個体は、見つけられてラッキーでした!
ご意見、ご指摘等お待ちしています^^

最後まで見ていただきありがとうございました。

6 件のコメント:

  1. ざ〜っと読み飛ばさせて頂きました!
    変顔がすごく面白かったです。
    識別がんばってね!

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  2. ヒドリガモ雌成鳥の雄化の判断は正しいです。 ただ雄化にはわかっていない事柄や種による発現の違いなど、このような兆候的外観を雄化と呼ぶと一部の頭のお堅い人々からは反発を招くことがあります。 雄化の概念は黒田長禮博士が「鳥」や動物学雑誌に投稿後に新潟の鳥類研究グループに取り上げられたくらいで、長らく忘れ去られ眠っていた概念だからです。ヒドリガモの雄化兆候は決して珍しいものではなく水辺の一群から大抵1羽から数羽見つかるものですが、敢えてそれを話題にする方はおらず、羽の模様の起源について思いを巡らす方はまずいません。普通と普通じゃないを見極める目が必要です。

     野鳥質問の野鳥識別図鑑のカルガモ×マガモ、1件の回答がついてますが、どう考えますか? このサイト過去に在籍していたせいか、カモ関連の質問は回答が殆どつかず、ついても大体この方の回答が多いようですが・・・。

    アメリカコガモ雌の観察は間に合わなかったのかな?

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    1. ヒドリガモ雌成鳥の雄化、やはりそうなのですね!
      雄化は分からないことも多いですし、ヒドリガモはほんのちょっと横斑のある個体はたくさんいますものね。
      その目を獲得するにはかなりの経験が必要になりますね^^

      あの個体ですね。僕は基本的にあのサイトで回答することはないのですが、珍鳥だった場合などは、たまに回答しています。
      あの個体は、初め見た時に、マルガモにしては?と思いましたが、なんだか分からないなと写真を撮って保存しておいたのでした。
      今見てみたところ、カルガモ♀が入っていそうだなと思いました。
      胸の斑はマガモみたいだと思っていたら2枚目の脇に1枚目より明瞭に褐色の部分が出ていますね。脇の羽は幼羽のように見えますが?
      下尾筒にはマガモの様な斑が出ていますね。
      嘴は一般的なマルガモより黄色い部分が多くマガモ寄りですね。
      ここで気になるのは顔の赤褐色。
      また1枚目の顔の薄い黒色部の出方も気になります。

      やはり判別出来ませんが、家禽種が絡んで来ているのですかね。
      アメリカコガモは抜けたいう地元の方の連絡があって、間に合いませんでした。

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  3. 返信ありがとうございます。
    アメリカコガモ雌は残念でしたね。

     さて3月31日カルガモ雑種?として投稿された画像のカモは確かにカルガモとマガモの雑種ですが、雌ではなく雄です。嘴の基色が黄色であること上尾筒に羽縁淡色の見えない黒い部分があることで中央尾羽のカールに惑わされることなく雄と判断するのが当然です。おそらく成鳥で一緒にいるのはカルガモ雌で問題ないでしょう。ご本人はカモについてよく回答してますが、見当はずれが多いですね。

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    返信
    1. アメリカコガモは残念でした!
      上尾筒、♂ですね。 カルガモはまだ手を出していないのですが、これは♂。
      何故♀と思ったのか、やはりまだまだです。

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