2020年12月31日木曜日

〜ウミアイサ特集!〜 ウミアイサについて頑張ってみる 12月27日撮影

今日はウミアイサをお勉強。
27日にウミアイサたっぷり見れたので、勉強材料に。
クリスマスにカモ図鑑が届き、何度も読むが分からない。やはり実物を見て自分のJIZZも含めて判断しないとと思い、2度程カモを見に池に行った。
だがやはり難しい。取り敢えず、マガモ1つに専念してみた。
マガモを複数個体見て、雌雄年齢を当ててみる。これは、雌の...分からないここまで。
♀non br.と♀幼羽の違いに脇や肩羽の丸みがあると書かれている。丸み!?
全然分からない! 丸く見える様な???
実際にそれを意識してマガモを見に行く。やはり丸みの違いは分からない。
もうこれは経験を積むしかない。簡単な種から。
そう思っていたところにこのウミアイサ。良い機会。
ウミアイサは比較的識別が容易そうな気がした。 だがやはりそんな事はなかった。
以下に書く事は、超カモ初心者のド素人が勝手に無茶苦茶な事を書きますので、信じないで下さいね!
そして、カモにお詳しい方々、もしよろしければ、ご意見、ご指摘頂けるととても有り難く、勉強になりますのでよろしくお願いします。


ウミアイサを見つけた。 嘴、虹彩の色から幼鳥だろうか。 1枚目の写真から三列風切は淡い青灰色と黒のストライプに見える。 雄幼鳥か?


飛び出した!


目の前を通過して行く 中・小雨覆は灰色なので、♂エクリプス(ec.)ではない。


三列風切が、あまりよく見えない。♂幼羽にも♀幼羽にも見えてしまう。
カモ図鑑には、♀幼羽/1年目冬 juv./1st win.と表記されている。
1年目冬は、第1回非生殖羽と第1回生殖羽が混在する状態も含まれる。なるほど。
これはつまり1年目冬の幼羽の残る個体という事だろうか。
それとも、第1回非生殖羽があまりはっきり現れないためという事だろうか。
また鳥友さんに聞いてみよう。 また他力本願である。
取り敢えずこの子は、ウミアイサ♂幼羽では?と私は思った!

20分後、同じ場所にまたウミアイサが居た。

同一個体だろうか。

更に20分後、また同じ場所にウミアイサが居た。
100%とは言えないが、おそらく同個体ではないだろうか。三列風切は淡い青灰色と黒のストライプに見える。 飛翔時の羽の感じが似てるように思った。
私にはまだ個体識別は難しい。 個体識別出来そうな場所を片っ端から見比べたが、光や角度ですぐに変わって見えてしまう。

同一個体かどうかは今回は置いておいて。 幼羽の特徴である灰褐色の規則的な斑点があり鱗模様に見える下尾筒が見える。 だから、幼羽で良いのかな。

三列風切は暗くて確認し辛い。

やはり、三列風切は淡い青灰色と黒のストライプに見える。
私はこの個体をウミアイサ♂幼羽と判断した。 答え合わせ出来ると良いが。
また、始めの個体との個体識別に関しても知りたい。



飛び出して、上流へ飛んで行った。

すぐに追いかけると、上流部に居た。
これまた同個体かは不明だが、おそらく同個体。
三列風切のストライプ、ウミアイサ♂幼羽だろう。




少し距離は有ったが、ウミアイサ♂も見る事が出来た。
まず思ったのは、完全な♂生殖羽(br.)ではないのでは?という事。
白い斑の並ぶ胸側、波状斑に覆われる脇などがはっきり現れていない。
♂エクリプス→♂生殖羽(ec.→br.)のかなり換羽の進んだ個体と判断した。

伸びをしている。

バタバタした。

白い雨覆に黒線が2本出るという特徴は勿論だが、満たしている。
この後、追いかけたがもう発見出来なかった。

今回は、ウミアイサについて勝手に書き綴ってみた。
最終的に、ウミアイサ♂幼羽とウミアイサ♂エクリプス→♂生殖羽(ec.→br.)のかなり換羽の進んだ個体と判断してみた。
今回挑戦してみて、このブログ作成にかなりの時間を要したが、すごく楽しかった♪
今までなら、ウミアイサ♀と言って片付けていたのが、まさかの性別が逆!そんなこと考えもしなかった。
マガモ、カルガモ等、身近に居るカモたちについても、僕なりに言及してみたい。
今回の記事、僕なりの勝手な見解。
もしよろしければ、ご指摘、ご教授頂きたい。
こんな適当な事を書いていたら、僕のブログを見て下さっているカモに詳しい方々に怒られてしまいそうだが、新しい事をどんどん吸収して、成長していきたいなと思います。
偏にカモと言っても、奥深く、とても面白いですね。
残りのカモシーズンで、たくさん学びたいですね♪

最後まで見ていただきありがとうございました。

4 件のコメント:

  1. 流石に図鑑で真っ先にゴビズキンを指摘しただけのことアルね。

    今回の解説はパーフェクト、100点です。マガモやカルガモはアイガモやアヒルといった家禽種の影響を受けていることもあり、身近ながら判断が難しい種なんです。
    例えばマガモは成鳥なら大抵10月中に換羽が終了してしまうので遅い時期にエクリプスが観察できることはありません。メスも同じ理由で第1回繁殖羽へと換羽後なので幼羽時ほど識別が易しくないのです。同じことがオカヨシガモにも言えますが、トモエガモは成鳥と幼鳥で換羽進行が逆転するほど換羽の遅い個体が多数います。

    第1回冬と第1回冬羽の違いがきちんと理解できているのも素晴らしい。多くの大人はこれを混同しているので説明が難しいんですよ。水面採餌ガモと潜水採餌ガモで表記方法を変えたのは著者の真摯な態度の現れなんです。

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    1. パーフェクトですか!ありがとうございます^^
      マガモやカルガモ、家禽種の影響も考慮する必要がありますね。それを考えると、また難しそうですね。
      なるほど、となるとこの1個前の記事中でマガモ♂幼羽→第1回生殖羽とした個体は家禽が混ざっている可能性もありそうだなと今思いました。
      今改めて見るとjuv.→1st-br.とは違うように思ってきました。
      トモエガモ、なるほど勉強になります。
      成鳥と幼鳥の換羽進行の逆転、まだ実感が有りませんが、今後それがよく分かる機会があると良いなと思います。

      1年目冬と第1回冬羽の違い、はっきりとは分かっていないように思います。
      それもここ数日で勉強した内容ですので^^
      カモ図鑑を開いて、カモの識別以前に、各部の名称や換羽の名称などを全く理解していないことに気付き、先にそちらを少し見ていただけです。
      そうなのですね! 著者は素晴らしい方ですものね。

      ご丁寧にコメントありがとうございます!
      本当にここ数日の話ですが、やっとカモ図鑑を入手し、カモに興味を持ち出したのです。
      今後、カモの記事を書いていくつもりですので、今後もご指摘、ご教授よろしくお願いいたします^^
      Shinさんのブログ、今回のウミアイサ含めいつも同定のヒントになります!
      ありがとうございます!

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  2. カモの識別はすごく難しいのですね。
    詳しい方に解説100点頂いて良かったですね!素晴らしい!
    経験を重ねて頑張って下さいね!

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    1. はい^^
      とっても難しいですよ!
      はい!いつもご教授頂いて感謝しか有りません!
      僕ながらですが頑張っていきます!

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