2024年6月22日土曜日

~春の飛島 4日目~ 珍鳥シマアオジ、カンムリウミスズメなど!

5月6日
前回に引き続き、春の飛島での探鳥記です。

朝目覚めると宿の部屋に「ピッポピッポ」とベニマシコの声が響いていました。すぐ宿の裏手にいるなと思って外に出てみると・・・

宿の裏の物干し竿にベニマシコが止まっていました。

やがて地面で採餌を始めました!

道路脇の雑草を食べている様でしたが、よっぽどお疲れの様子です。

この時期のベニマシコは冬に比べてかなり赤くなってキレイですね✨

ベニマシコを撮影していると、真上からキレイな囀りが聞こえます。なんだろう?と見上げるとなんと!

シマアオジが囀っているではありませんか!この囀りが国内で聞けるとは!!! やはり昨日の個体が滞在していたのですね。

スズメと並んでかわいいシマアオジ💕 ピントはスズメに持っていかれました笑

昨日発見したのと同じ場所でスズメたちと一緒に採餌していました♪

なかなか警戒心が強い個体でしたが、座って待っているとそこそこ撮影出来ました!

車が通ると飛んで、しまかへ前の芝生や電線に移動していました。

シマアオジ撮影に満足したので、島を1周してみることに!

屋根の上でキレイなイソヒヨドリのオスが囀り中。

この日もハヤブサは抱卵中?のよう。

ハヤブサを見ていると目の前にコサメビタキがやって来ました!

2の畑ではイカルの姿。

土捨て場でモズのオスに出会って、珍モズかとドキドキしました。

荒崎でホオアカ💕

どこに行っても鳥が少なく、寂しい飛島です。
この前にカラフトムシクイがいた場所に行ってみると、

エゾムシクイが飛び回っていました♪

暗いので撮影が難しいです💦

近くからコルリの声がするので探してみると・・・

うんちしているコルリを見つけました笑

まんまるでかわいいです💕

もう一度シマアオジを見ようと宿の方に行ってみると・・・

家の庭の草地で採餌するシマアオジを見つけましたが、すぐに飛ばれてしまい、一緒にいたシベリアアオジだけは残ってくれました。この春見た個体で1番黒かったです。

そのまま歩いていると、道路脇の草地で採餌するシマアオジを再発見。

黄色いおなかがチャーミングです💕

この時はゆっくりと観察できて良かったです♪

草地に潜り込まれると意外と観察しずらいです💦

さらに島をもう半周ほどしてみることにしました。

コマドリの声がしたので探していたところ、幸運にもカラスバトの交尾を見ることが出来ました!

その後は仲睦まじく2羽で並んでいました💕

キレイなイソヒヨドリのオスが電線に✨

尾羽の形が変だったので、シルエットを見た時は珍鳥かと焦りました💦

最後の最後にドコモ畑でホオジロ系を発見!

やっぱり!コホオアカでした!

前日から目撃情報のあった個体で、2羽で行動していました。

地面に降りて採餌を始めました!

いよいよ出港の時間です。
もちろん帰りの航路も休む暇なく鳥探しです!

遠くを初見のカンムリウミスズメが1羽飛びました!
荒崎で狙っていましたがなかなか見れず、航路でライファーでした。

オオミズナギドリの鳥山が何度か出現しました。ほかにめぼしい鳥は出ず、少し寂しい航路でした。

例年のGWならキマユホオジロやコホオアカがたくさん出て、オオルリやキビタキももっとたくさん見かけるのですが、今年は全体的に鳥数がかなり少なかったです。それでも、珍鳥のシマアオジに出会えて幸運でした!

見た鳥
カルガモ、アマツバメ、ツツドリ、カラスバト、アカエリヒレアシシギ、ウミネコ、カンムリウミスズメ、シロエリオオハム、オオミズナギドリ、ヒメウ、ウミウ、カワウ、トビ、アオバズクc、ハヤブサ、サンショウクイc、モズ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒガラc、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ツバメ、ウグイス、ヤブサメc、カラフトムジセッカ?c、センダイムシクイ、エゾムシクイ、オオヨシキリc、メジロ、ムクドリ、コムクドリ、マミジロ、クロツグミ、マミチャジナイ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、エゾビタキ?、コサメビタキ、コルリ、コマドリc、キビタキ、オジロビタキ?c、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、ノビタキ、スズメ、ハクセキレイ、マミジロタヒバリ?、ビンズイ、アトリ、シメ、イカル、ウソ、ベニマシコ、カワラヒワ、イスカc、マヒワ、ホオジロ、ホオアカ、コオホアカ、ミヤマホオジロ、シマアオジ、シベリアアオジ、アオジ、レース鳩

情報
アカマシコ、クロウタドリ?、ノゴマ

最後まで見ていただきありがとうございました。

2024年6月21日金曜日

~春の飛島 2回戦~ 珍鳥シマアオジ!

5月5日
この春2回目の飛島です!5月5~6日の1泊2日でした。
本当はもう1週後に来たかったのですが、スケジュール的に厳しかったためこの日程になりました。

新潟から酒田駅まで電車で移動し、船乗り場までは徒歩です。
この日も天候は穏やかで、無事に船が出港しました。しかし、係員さんに「明日からしばし海況が良くないので帰れないかもしれないよ」と忠告を受け、かなりドキッとしましたが、天気予報やwindyの予報を見て、これなら大丈夫だろうと信じて乗船しました。

▲遠いところをアカエリヒレアシシギの群れが飛んでいました。

▲ウミウとヒメウが列をなして飛んで行きます。

▲シロエリオオハムはこの航路の常連です。

1時間15分ほどで飛島に到着です!
早速宿に荷物を置いて探鳥開始ですが、暑い!前回よりもかなり暑い!

ヘリポートで友人に出会い、島の様子を尋ねると「とにかく鳥がいない!ドコモの畑にコホオアカがいるのと、ここで朝はアカマシコが出ていた」とのこと。さらに、鼻戸崎でマミジロ、コルリ、ノゴマを見たという情報があったので、一緒に周ることにしました。

▲シベリアアオジかアオジか微妙なラインです。

▲キビタキのオスが地面をちょんちょん。

▲遠いですが、道にコルリのオスが出てきていました。

▲キビタキのオスはあちこちから飛び出してきます。

▲毎回「眉毛は白くないか?!」と確認します笑 この日もマミジロキビタキの目撃情報はありました。僕が飛島で一番見たい鳥です。

▲センダイムシクイが目の前をウロウロ! かわいい💕

▲この日はセンダイムシクイとキビタキのオスが多かったです。マミジロはチラ見したのみで、写真は撮れませんでした。

▲そこらじゅうにキビタキのオスが止まっています。

▲色味が薄く少し違和感を覚えたウグイス。

▲あまりにも鳥がいない上に、暑かったため疲れてしまい、ヘリポートでしばし雑談していました。そんな時に、ノビタキのメスがちょこんと。

最後に島をぐるっと回って宿に向かいましたが、ほとんどノーシャッター。1の畑でカラフトムジセッカらしき地鳴きが聞こえていたものの、姿は見えませんでした。
ほとんど収穫のないまま宿にたどり着いて、本当にこの日の最後の最後に宿の前の草地にフラッと入ったら、スズメの群れの中からホオジロ系の鳥が1羽飛び出して近くの草に止まりました。止まった場所を双眼鏡で確認して、心臓が飛び出そうになりました!「シマアオジ!!!」心の中で叫びます。

▲国内での繁殖個体数がほぼ絶滅状態に陥っている幻のシマアオジ! 日暮れ間際の宿の前で最後の最後に現れた珍鳥に胸の高鳴りが止みません!

▲しばらくすると再び草地に下りてスズメと共に採餌していました。明日もまだいるんじゃないかと期待を込めて、宿に戻りました。

やっぱり離島はこうした思いがけない出会いがあるので辞められない!後に分かったことで、今回は第一発見者ではなかったようですが、素晴らしい出会いにテンションMaxでした!

最後まで見ていただきありがとうございました。

2024年6月19日水曜日

~春の飛島 2日目~ コホオアカ、トウゾクカモメなど!

4月29日
前日の興奮冷めやまぬまま、早朝から探鳥を開始しました。

▲集落の付近は猫が多く、かわいいのですが、渡り鳥を食べてしまうのが問題です。

▲堤防の上をトコトコと歩いている子もいました。

▲校庭ではアカハラが地面に下りてきていました。

▲朝露に濡れた芝生で、コホオアカ、アトリ、アオジ、カシラダカなどが採餌中でした。

前日にみんなを楽しませてくれたヨーロッパコマドリは旅立ったようで、島内は寂しくなってしまいました。
他の鳥たちも激減で、こんなに鳥が少ない飛島なんて見たことない!

ひとまず島内を一周することに。
2の畑で、青い鳥が止まっているのが見えました。
▲あっ!オオルリ!目の周りの白いのはなんでしょうか?

▲しばらくここでじーっとしていて、オオルリを見たがっていた同行者も大喜びでした!

少し歩いたところで、また青い鳥!
▲道路脇にオオルリが止まっていました。

▲僕も友人も「なんなんだこの島は!」と興奮気味です笑

▲イソヒヨドリのオスも見やすい場所に止まっていました。

▲飛島に来たら必ず、ここの営巣しているハヤブサを見に来ます。1羽(メス?)は巣で座り込んでいて、

▲もう1羽は巣の近くを飛んでいました。

▲畑のネギ?の隙間から顔を出したエゾムシクイ。異様な光景です笑

荒崎に向かう林道の途中で、一瞬オジロビタキの地鳴きが聞こえたので探していると、藪の中を移動するオジロビタキの姿を双眼鏡で確認できました。でも写真は撮れず💦

▲ふと横を見ると、ルリビタキのメスがちょこんと止まっていました💕 オジロビタキが撮れなかったのを慰めに来てくれた?

▲荒崎で見かけた背中が灰色のハクセキレイ! あっ!タイハク!と思ったのですが、どうも違う様子?

▲喉の黒色部が嘴基部に達しておらず、普通のハクセキレイのよう。

▲春に時折見かける換羽中のキビタキ第一回夏羽。

▲ヘリポートでノビタキのオスが愛想良し♪

▲鳥がいないないと言いながら歩いていると、キビタキ♀が出てきました。

出会った鳥屋さんに「ムギマキ若撮った人いるみたいだよ~」と教えてもらい、船の出航前に少しだけ探してみることに。

▲キレイなキビタキ♂が道路脇に!

▲近くにメスの姿もありました。

▲集落の家の隙間からエゾムシクイが飛び出してきて、ぴょんぴょんと目の前を横切っていきました。本土では考えられない行動です笑

▲ムギマキを待っていると、かわいいかわいいセンダイムシクイがやって来ました💕

▲かわいすぎて悶絶していました笑 

結局ムギマキは出てこず、いよいよ船が出港です。
帰りの航路でも全力で海鳥を探します。

▲この航路では数が少ない推定ハシボソミズナギドリ。遥か彼方ですが。

時折ウミネコが船の近くを通り過ぎていくのですが、いきなり目の前にそのウミネコの後を追いかけてトウゾクカモメが現れました。「トウゾク!」と思わず声が出ました。

▲残念ながらピントが合ったころには、遠くの後ろ姿でした💦

▲距離はあるものの、アカアシミズナギドリも数羽出現しました。他には、ウトウも1羽飛びました。

こうして4月28~29日の1泊2日の春の飛島旅は終了しました。
例年より鳥数こそ少ないものの、ヨーロッパコマドリやカラフトムシクイなどの珍鳥に出会うことができ、最高の思い出となりました♪

2日間で見た鳥 (cは声のみ)
カルガモ、アマツバメ、ツツドリc、カラスバト、キジバト、ウミネコ、オオセグロカモメ、トウゾクカモメ、ウトウ、シロエリオオハム、オオミズナギドリ、アカアシミズナギドリ、ヒメウ、ウミウ、カワウ、ダイサギ、チュウサギ、ミサゴ、トビ、アオバズクc、アカゲラc、ハヤブサ、サンショウクイ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、キレンジャク、ヒガラ、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ツバメ、ウグイス、カラフトムシクイ、センダイムシクイ、エゾムシクイ、メジロ、トラツグミc、クロツグミ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、コサメビタキ、オオルリ、ヨーロッパコマドリ、コマドリc、キビタキ、オジロビタキ、ルリビタキ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、ノビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ(亜種タイワンハクセキレイ?も)、マミジロタヒバリ?、ビンズイ、アトリ、シメc、ウソ、ベニマシコ、カワラヒワ、イスカ、マヒワ、ホオジロ、ホオアカ、コオホアカ、キマユホオジロ、カシラダカ、シベリアアオジ、アオジ、クロジ、レース鳩

情報
ヤツガシラ、ベニヒワ、クロウタドリ、ムジセッカ、ノジコ、ムギマキなど

最後まで見ていただきありがとうございました。

~春の飛島 4日目~ 珍鳥シマアオジ、カンムリウミスズメなど!

5月6日 前回に引き続き、春の飛島での探鳥記です。 朝目覚めると宿の部屋に「ピッポピッポ」とベニマシコの声が響いていました。すぐ宿の裏手にいるなと思って外に出てみると・・・ 宿の裏の物干し竿にベニマシコが止まっていました。 やがて地面で採餌を始めました! 道路脇の雑草を食べている...