コグンカンドリとの出会い。
とても印象に残る思い出だったので、日記としてしっかり残しておきます。
6月11日の夕方、友達と買い物に出かけようとした時にLINEが鳴った。先輩からだ。そこにはコグンカンドリの文字。行きたくて仕方なかったが、今から向かうと日暮れ前の1時間観察出来るかどうかだったので、この日は諦めることにした。それにしても旅行帰りにコグンカンドリを見つけてしまう先輩は相変わらずとんでもない…
その後、日暮れ前まで少し離れた場所で木に止まっていて、日暮れ頃に飛んだらしい。この様子だと明日もいそうだという鳥友さんからのメッセージもあり、コグンカンドリを見たい!という衝動から見に行くことにした。狙い目は翌朝の飛び立ち頃だというアドバイスで、12日深夜3時過ぎに自転車で家を出発し、20km弱走った。睡眠時間が短かったのでちょっとしんどかったが、深夜の道路は車通りが一切なく、気温も低くて涼しいので、とても走っていて心地が良かった。
日が昇ってきた4時半ごろ、先輩がコグンカンドリを発見した場所の付近を通りかかった。一応確認だと言って、橋から港を見下ろす。遠くのタンクの上のポールにコグンカンドリが止まっているようなシルエットがあって、まぁ違うだろうと言いながらも双眼鏡を構えた。それは防犯カメラか何かで、もちろんコグンカンドリではなかった。まぁそらそうかと肩を落としつつ、少し疲れていたので双眼鏡をその場で構えたままボーっとしていた。ぶっちゃけ好き勝手飛び回るコグンカンドリを探して撮影するってそう簡単じゃないよな…思っていると、構えていた双眼鏡の右端から1羽の鳥が双眼鏡の視界に入ってきて、左端へ抜けていった。長く黒い翼と長い尾羽にお腹の白い模様が見えた。数秒間頭の処理が追いつかず固まった。え?!コグンカンドリ?!いやー驚いた、まさかたまたま構えていた双眼鏡の視界にコグンカンドリ自身から飛び込んでくるとは思わなかった。
すぐに港の先端に移動して、コグンカンドリを探す。
いまさっき飛んだんだ!まだ近くにいるはず!でも飛んでいる鳥は全てウミネコ。だんだんもう見れないんじゃないかという気がしてきた。さっき双眼鏡で見たので終わりなのかと。とうとう双眼鏡を構えるモチベーションがなくなって、1度朝ごはんを食べようと買ってきたパンを食べ始めた。5時13分、パンを食べながらふと見上げた空には、正面からこちらにまっすぐに向かってくる1羽の鳥の姿。見た瞬間分かった、ウミネコじゃない!!!コグンカンドリだ!もう鳥との距離はかなり近い。大慌てでカメラを構える。
ここで、かなり遠くまで飛んでしまったので、順光側の港に回ろうと橋を渡っている間にコグンカンドリをロスト。それ以降、授業に戻る時間になっても出てきてくれませんでした。(7時くらいに見た人がいるらしいですが)
一度自転車を置いて、電車で大学に戻って授業を受けて、午後からもう一度捜索。
この後、コグンカンドリを探しましたが、結局現れず。
それにしても最高の出会いでした~♪
早朝から頑張った甲斐がありました!
今までに撮影した野鳥の種類はコグンカンドリを入れて310種類になりました。
最後まで見ていただきありがとうございました。
深夜3時過ぎに自転車で20kmって
返信削除相変わらず無茶な事してるねw
でもコグンカンドリ撮影できて良かったです!
羽根も長く大きくて
圧倒的な存在感ですね。
無茶なことをせずにはいられなくなるほど、コグンカンドリが珍しくて魅力的な鳥だということですね!
削除