2025年3月16日日曜日

~タイ中部遠征 4日目~ Rufous Limestone Babbler を求めて! 2月21日

2月21日

この日は朝だけカオヤイ国立公園で探鳥をして、昼にはRufous Limestone Babblerを見に移動、夕方にはバンコクに戻る予定でした。

朝イチはいつものマレーウオミミズク(Buffy Fish-owl) から!


▲今までで一番良い場所に止まっていました!


▲下に川が流れていて、ここに下りて狩りをするそうですが、僕らは狩りのシーンには出会えませんでした。


▲大きくて風格がありますね!


▲上空をキタカササギサイチョウ(Oriental Pied Hornbill) が通過。 見慣れてきましたね…笑



▲毎日見ていたセイコウチョウ(Pin-tailed Parrotfinch) はこの日も健在でした。



▲いっぱい撮ったのでいっぱい載せますね笑


▲本当にカラフルで可愛らしい鳥でした💕


▲キマユムシクイ(Yellow-browed Warbler)


▲ハイガシラヒタキ(Grey-headed Canary-flycatcher) 可愛すぎ💕

前日にカザリショウビンを見たポイントに小鳥が多かったので、ちょこっと覗きに行ってみました。


▲よく見かけるけど、小さい!高い!速い!の三拍子で撮るのが難しいCambodian Flowerpecker。


▲木の上で「ニャーニャー」鳴いていたコウライウグイス(Black-naped Oriole)


▲やっとちゃんと撮影出来たルリコノハドリ(Asian Fairy-bluebird)

続いて、前日にシワコブ&オオサイチョウを見たトレイルに行くことに!
入口に車を止めると、1羽の鳥が飛んできて止まるのが見えました…!


▲なななんとアズキヒロハシ(Banded Broadbill)!!!


▲これまた見たかった種なので、めちゃくちゃ嬉しかったです♪


▲この独特のあずき色がたまらんです!

さらに入れ違いでカザリショウビン(Banded Kingfisher) のメスも登場しましたが、写真を撮る前に飛ばれてしまいました💦 「Two Banded!」となかなかに盛り上がりました!


▲タイヨウチョウのメスですが、種までは分からず…Merlinではアンハッセルトタイヨウチョウと出てきますが分布的に違いそう…?


▲こんな林縁にもいるのか!と意外だったカラフトムジセッカ(Radde's Warbler)


▲テナガザル(White-handed Gibbon) が樹上に!


▲ノドジロカンムリヒヨドリ(Puff-throated Bulbul)


▲なんとズアカキヌバネドリ(Red-headed Trogon) のオスも登場!


▲緑のジャングルの中で真っ赤に輝く姿は美しかったです…✨


▲写真を撮らせる気のないオニクロバンケンモドキ(Green-billed Malkoha) 笑


時刻は9時半をまわり、いよいよ4日間遊んだカオヤイ国立公園とお別れです!

ここから1時間半ほど車を走らせて、Rufous Limestone Babbler が生息する寺院を目指します…我儘を聞いて下さったご夫婦には感謝しかありません!


▲見えてきたのはそびえ立つ石灰岩の山! 日本では見られない景色です!


▲寺院の中に入ると石灰岩の崖が間近に迫ります。

そんなこの場所で狙うのがRufous Limestone Babbler という鳥!
この鳥は数少ないタイ固有種のひとつで、名前の通り石灰岩地に依存しており、こういった石灰岩の山がある場所でないと見ることが出来ないめちゃくちゃ変わった鳥です。
この鳥をどうしても見たくて、今回は無理を言ってこの寺院まで連れて来ていただきました。


▲アカハラシキチョウ(White-rumped Shama) のオスがお出迎え!


▲シロボシオオゴシキドリ(Lineated Barbet) の羽伸ばし~♪

なかなか目的のRufous Limestone Babbler は現れず…ふと見下げた岩の上に…!


▲いた~!!! Rufous Limestone Babbler!!!


▲第一印象は「でかっ!」でした。 大型のBabblerなんですね。


▲この鳥はやっぱり石灰岩とセットで撮らねば!


▲めちゃくちゃ良い鳥で、同行者の好みにぶっ刺さり大興奮の様子でした笑


▲幸運にも超至近距離で観察出来て、わざわざ連れて来てもらった甲斐がありまくりでした!


▲近くにバナナ…じゃなくてコウライウグイスもやって来ました。


▲ピンクのかわいいお花と絡めて撮ってみました!

目的のRufous Limestone Babbler を無事に撮影し、本日の鳥見は終了!
ということで、鳥見の後はごはん!


▲近くの有名なレストランでランチをしました! 

めちゃくちゃ混んでましたが、とってもおいしかったです!
観光客も来ないような小さな町で、我々日本人は珍しいらしく注目を引いていました。

食後は近くにあったタピオカミルクティー屋さんに入りましたが、珍しくお店の看板に日本語が!
お店の方に「この日本語合ってる?」と聞かれたので見てみると、「真珠ミルクティー」ん~なんか惜しい!タピオカが真珠になっちゃったのか~笑

いよいよ4日間お世話になりっぱなしだったご夫婦ともお別れ…さぁGrabタクシーでバンコクへ帰ろう!…ってあれ?タクシー全然いないんだけど?
なんとタクシーが見つからず!ちょっと焦りましたが、近くのバス乗り場に連れて行ってもらうと、ちょうどバンコク行きのバスがあって、料金やら行先やらタイ語で何にも分かんないのでご夫婦が通訳して下さり、どうにか無事にバンコクまで戻って来れました…!
最後の最後までお世話になったご夫婦に感謝でいっぱいです…!


▲泊まったホテルの屋上からの景色。

さすがバンコク…さっきまでジャングルにいたとは思えないほど発展してますね…!


▲夜は有名なチャトチャックマーケットでごはんを食べて、


▲一日の最後はマンゴースムージーで!!! 安い!うまい!

これを飲むために東南アジアに来ていると言ってもいいほどです笑


こうして、今回の旅の前半戦のカオヤイ国立公園での探鳥が終了しました!
マダラチュウヒ、オニセッカ、シマアオジ、カラフトワシ、ハッカン、シマハッカン、オオサイチョウ、カザリショウビン、マレーウオミミズク、セイコウチョウ、アズキヒロハシ、オナガヒロハシなど見たかった目的の鳥はほとんどコンプリート!最高に楽しかった4日間でした。
幻のアカハシハシリカッコウには出会えませんでしたが…またいつかきっと!

後半戦ではバンコクから南西に約200km離れたケーンクラチャン国立公園へ向かいます!
まだまだ旅は続くのでお楽しみに!

2/21のKhao Yai での自分の観察種 35種 ライファー 1種
カノコバト オニクロバンケンモドキ オニカッコウ インドトサカゲリ コサギ ササゴイ アカガシラサギ マレーウオミミズク ズアカキヌバネドリ キタカササギサイチョウ アオムネハチクイ カザリショウビン クロヒゲゴシキドリ タケアオゲラ アズキヒロハシ チャイロサンショウクイ アオチメドリ コウライウグイス ハイイロモリツバメ ハイイロオウチュウ ハシブトガラス ハイガシラヒタキ ツバメ ノドジロカンムリヒヨドリ メジロヒヨドリ クロボウシヒヨドリ キマユムシクイ カラフトムジセッカ メジロ属 Cambodian Flowerpecker タイヨウチョウSP ルリコノハドリ アオバネコノハドリ コシジロキンパラ セイコウチョウ

寺院での自分の観察種 14種 ライファー 2種
カワラバト チョウショウバト ムネアカゴシキドリ シロボシオオゴシキドリ コウライウグイス ムナオビオウギビタキ ハイイロオウチュウ オナガサイホウチョウ ミミスジヒヨドリ Rufous Limestone Babbler コサメビタキ アカハラシキチョウ ロクショウヒタキ キビタイコノハドリ

最後まで見ていただきありがとうございました。

2025年3月13日木曜日

~タイ中部遠征3日目~ カオヤイ国立公園で探鳥! 2月20日

2月20日

この日もカオヤイ国立公園で探鳥です!
前日の探鳥で目的のキジ2種を見ることが出来たので、この日はサイチョウをメインで狙いました!

まずはマレーウオミミズクのところへ。


▲ライファーのタケアオゲラ(Laced Woodpecker) のオスが飛んできました!


▲同じ木にメスも飛んできました!


▲同じ木でちょこちょこ飛び回っていたクラウディアムシクイ(Claudia's Leaf-warbler)


▲ムシクイ好きなので、日本にいないムシクイが登場するとテンションが上がります!

マレーウオミミズクはこの日は見づらい位置にいて、早々に諦めてロードサイドで軽く鳥見。


▲ライファーのオオヒメコノハドリ(Great Iora) の証拠写真です。

いよいよサイチョウを狙うぞ!ということで、ご夫婦がポイントを案内して下さいました!


▲その道中でオオコガネガラ(Greater Flameback) が登場!

シワコブサイチョウのポイントに着きました。
1~2時間に1回しか帰って来ないそうなので、ゆったり待ちますか…と思っていたら!


▲いやおるがな!!! 見上げた木の上にシワコブサイチョウ(Wreathed Hornbill)!!!

メスが巣穴の中に入っていて、オスが行き来しているようで、この時は巣穴に餌を届けた後のオスが木の上で休んでいたようでした。

シワコブサイチョウがすんなり見れたので、次はオオサイチョウの巣穴の近くで帰ってくるのを待ちます。
ご夫婦が見張って下さっている間にロードサイドで鳥見をしていたら、早速「Coming!」との声!


▲オオサイチョウ(Great Hornbill) だ~!!!

飛んでいる姿は何度か見かけていたものの、この距離で止まっている姿を見ると迫力がすごすぎました!


▲なんか食パンみたいですよね笑

他には、森の中でハッカンを同行者が見つけてくれましたが、警戒心が強く良い写真は撮れませんでした💦

シワコブサイチョウ、オオサイチョウをあっさり撮影出来ちゃった!ので、難易度の高いアッサムサイチョウのポイントへ向かいます。

もう朝ですでに大満足の成果だったので、「最悪今日はもう何も見れんくてもええな~」と思いながら歩いていたら…


▲アオチメドリ(White-bellied Erpornis) などの混群に遭遇。

アオチメドリはライファーだったのでハッピー♪とか思ってたら「ピュル~ルピュル~ル」とカザリショウビンの声が近くから聞こえます!

カザリショウビンは前回のタイで見てはいましたが、あまり良い写真は撮れておらず、めちゃくちゃ好きな鳥でもあるのでいつかリベンジしたかった種です!
今回の旅でも何度も声は聞いているものの、そう簡単に見れる鳥ではなく、なかなか姿を見ることは叶いませんでした。

このチャンスを逃すわけにはいかない!と血眼になって探して、しばらく時間が経った時…ご夫婦が見つけて下さいました!


▲えぐい!!! 大好きなカザリショウビン(Banded Kingfisher) が目の前に!!!

この背中の青と黒の縞模様が美しすぎるんですよね!!!
今回のタイ遠征の中で最も嬉しかった出会いの1つです!


▲この鳥は普段から冠羽を開いたり閉じたりしてるのが面白いんですよね~写真では伝わらないですが…💦

カザリショウビンの嬉しさの余韻に浸りながらアッサムサイチョウを待ちましたが、来る気配はなく…今年はここで見た人はほとんどいないらしく、まだこの巣穴には帰ってきていないようでした。(帰国後に今年もこの巣穴に帰って来たようです!笑)


▲クロエリヒタキ(Black-naped Monarch) のメス


▲巣作り中のミミアオゴシキドリ(Green-eared Barbet)


▲何度も見かけるが撮影が難しいマユグロムシクイ(Sulphur-breasted Warbler)


▲空き地にいたヒメマミジロタヒバリ(Paddyfield Pipit)

ここからは、標高を上げてカオヤイの山の上の方へ。


▲クロヒゲゴシキドリ(Moustached Barbet) が目の前に!


▲クロヒゲゴシキドリも巣作り中でした!


▲前日に撮り逃していたチベットモズ(Grey-backed Shrike) もリベンジ成功!


▲ザ・モズって感じの声で鳴いていました。

ロードサイドを歩いていると、シワコブサイチョウが飛んで行くのが木々の隙間から見えました。僕の位置からは撮れませんでしたが、近くの展望台にいたご夫婦の旦那さんはバッチリ撮影されていました!
もう一回飛ばないかと展望台から眺めていると、カザノワシが遠くを飛んでいました。

前日にハッカンを見たトレイルで、もう一度ハッカンに出会えないかチャレンジしてみることにしました。
しばし待ちましたが、出てくる気配はなく…近くに良い感じの展望台があるので1人でふらっと行ってみました。


▲なんかいきなり眼下にカザノワシ(Black Eagle) が飛んでるんですけど!?


▲旋回しながらどんどん高度を上げて、気づけば目の前に!!!


▲最後は目と鼻の先の距離を通過して大興奮でした!!!

前回のタイで経験した激近カラフトワシを思い出しました。


▲カザノワシと一緒にハチクマ(Oriental Honey-buzzard) も1羽上がってきました!


▲展望台からはシワコブサイチョウのペアが飛んで行くのも見えました!


▲今度はメス単体での飛翔でした! デカいので迫力があります!


▲ハッカンを待っていた場所に、キバネヒヨドリ(Ashy Bulbu) が水浴びに来ていました♪


▲いつも良い写真を撮らせてくれないオニクロバンケンモドキ(Green-billed Malkoha)


▲時々メジロの群れが飛翔していますが、こんな写真しか撮れないので同定できません💦


▲ハイイロオウチュウ(Sooty Drongo) の灰色ではないタイプ

こういう系の赤い目の鳥は可愛くないので、あんまり好きじゃないですw


▲夕方は池のほとりで水飲みに来るツバメたちの撮影♪


▲群れの大半はオオハリオアマツバメ(Brown-backed Needletail) です。 

"ハリオ"の由来の尾羽から突き出た針状の羽軸が特徴です!



▲しばらく旋回した後、水面に近づいて高速で水飲みをします。


▲あまりに勢いがすごいので、水飲みの瞬間は水面がバチャーン!となります。

このオオハリオアマツバメの水飲みは今の季節でないと見られないらしく、時間も日暮れ前の20分ほどと限られた時間だけとのことだったので、連れて来て下さったご夫婦に感謝でした!
実際に20分くらいで群れの大半がいなくなってしまいました。


▲しれっと群れに混じっていた推定ヒマラヤアナツバメ(Himalayan Swiftlet)

他にもコシアカツバメやクロビタイハリオアマツバメも混じっていたようですが、帰国後に確認した画像には写っていませんでした💦

その後は、日暮れ前には恒例となったオオミミヨタカチャレンジ!
この日はカオヤイ国立公園での探鳥の3日目で、翌日にはバンコクに帰らなければならないため、オオミミヨタカを狙えるラストチャンスです!


▲オオミミヨタカ(Great Eared-nightjar)

ラストチャンスでバッチリ撮影出来ました!
昼間はジャングルの中でじっと潜んでいて、夜間に飛び回って虫を探すため、現実的に狙えるのは日暮れ直前の僅かな時間のみ!暗い中でしたがなんとか撮影成功です!

夜探ではオビロヨタカの声を聞いたのと、メンフクロウらしきフクロウの飛翔を2度見ただけでした。

2/20のKhao Yai の自分の観察種 61種 ライファー 13種 ()は声のみ
(アオアシミヤマテッケイ) ハッカン セキショクヤケイ カノコバト ヤマミカドバト オオバンケン オニクロバンケンモドキ オオミミヨタカ (オビロヨタカ) オオハリオアマツバメ クロビタイハリオアマツバメ ヒマラヤアナツバメ インドトサカゲリ アジアコビトウ コサギ アカガシラサギ ハチクマ カザノワシ フクロウsp ズアカキヌバネドリ オオサイチョウ キタカササギサイチョウ シワコブサイチョウ チャガシラハチクイ カザリショウビン アオショウビン ブッポウソウ ミミアオゴシキドリ クロヒゲゴシキドリ オオコガネゲラ タケアオゲラ (オナガヒロハシ) チャイロサンショウクイ アオチメドリ ヒタキサンショウクイ オオヒメコノハドリ ハイイロオウチュウ クロエリヒタキ チベットモズ ハシブトガラス ハイガシラヒタキ ツバメ イワツバメ コシアカツバメ ノドジロカンムリヒヨドリ キバネヒヨドリ クロボウシヒヨドリ キビタイヒヨドリ キマユムシクイ マユグロムシクイ クラウディアムシクイ メジロ属 ハクオウチョウ キュウカンチョウ コサメビタキ シキチョウ アカハラシキチョウ Cambodian Flowerpecker ルリコノハドリ アオバネコノハドリ ヒメマミジロタヒバリ

最後まで見ていただきありがとうございました。

~タイ中部遠征 4日目~ Rufous Limestone Babbler を求めて! 2月21日

2月21日 この日は朝だけカオヤイ国立公園で探鳥をして、昼にはRufous Limestone Babblerを見に移動、夕方にはバンコクに戻る予定でした。 朝イチはいつものマレーウオミミズク(Buffy Fish-owl) から! ▲今までで一番良い場所に止まっていました! ▲...