2026年7月16日木曜日

~夢の硫黄島3島クルーズ~ 飛び回るネッタイチョウに大興奮!!!

6/14に小笠原諸島の父島に到着した我々は、19時ごろに再びおがさわら丸に乗船し、いよいよ夢にまで見た硫黄島3島クルーズがスタートしました!

硫黄島3島クルーズでは、南硫黄島、硫黄島、北硫黄島の順に島の周りを回り、日本でもここでしか見られないような海鳥たちにバードウォッチャーは眼を輝かせます。

そんな硫黄島に向かうクルーズは、なんと1年に1便だけ!

予約も争奪戦になる上、日程が6日間必要なので、普通の社会人が参加することは難しく、学生のうちに絶対に行っておきたかったのです!


そんな夢のクルーズで父島を出発して、船内で一夜を明かし、今日も今日とて日の出前から甲板に立ちます。


▲まだ薄暗い中で出現したこの個体は、双眼鏡で見た印象はシロハラナギでしたが、写真を見てあれクビワ?いや違うな?と混乱。

後に他の方の写真で翼下面のボニンマークがはっきりと確認出来たことから、何故かクビワのあるシロハラナギという不思議な結論になりました。


▲次第に空が明るくなってきます。


▲美しいアカアシカツオドリが船に接近してきました! CHUMSです!


▲昇りゆく太陽をバックに船の横をかすめて飛んで行きます。


▲その後を追うようにアカアシカツオドリ幼鳥も出現!


▲気が付けば、最初の目的地である南硫黄島が近付いてきました!

この距離からでも島の周囲を飛び回る白い鳥たちの姿が、点ではあるものの確認でき、あれがアカオネッタイチョウなはずだ!と色めき立ちます。


▲心配していたお天気も、杞憂だったかのように美しい青空が広がりました。


▲島の周囲ではたくさんのカツオドリが飛び回っています。


▲南硫黄島をバックに飛翔する姿は絵になりますね♪


と、その時でした!、1羽の白い鳥が視界の端に現れて、一気に甲板に緊張が走ります。


▲出た!!! シロアジサシ!!!!!!!

国内では硫黄島周辺でしかほとんど見ることが出来ない野鳥です!!!


▲全身真っ白で、頭でっかちなちんちくりんなフォルムが最高に愛くるしい💕

このクルーズの目的の鳥のひとつで、こんなに近距離を飛ぶと思わなかったので大興奮でした!


▲南硫黄島をバックにアカアシカツオドリが飛んでいます。


と、その時!、今度は1羽の白い鳥がふわふわとこちらに向かって飛んで来ます!!!


▲アカオネッタイチョウだ!!!!! 興奮で鼻血が出そうでした!!!

これも国内では硫黄島周辺でしかほとんど見ることが出来ない野鳥で、今回個人的に最も楽しみにしていた鳥でした!


▲ファインダー越しに見える世界が現実とは信じられませんでした…✨


すでにシロアジサシとアカオネッタイチョウの出現で、テンションが限界突破している我々を乗せたおがさわら丸は、南硫黄島を離れ、次の目的地である硫黄島を目指します。


▲硫黄島に向かう途中でも何度かアカオネッタイチョウが目の前を飛んでくれました✨


▲シロハラミズナギドリは何度も現れたのですが、なかなかお腹を見せてくれません💦


▲飛び回るクロウミツバメの中に、たった1羽だけ観察出来たオーストンウミツバメ!


▲小型でパタパタと頻繁に羽ばたいているのは、オガサワラミズナギドリ!

小笠原と言えばの海鳥のひとつで、3年前の小笠原航路では見ることが叶わず、今回ようやくリベンジ出来ました!


▲サドルバックと呼ばれる腰の白斑がよく目立ちます。


こうして飛び回る海鳥たちに夢中になっているうちに、気づけば硫黄島が近付いてきました。

硫黄島は軍の基地がある関係で、写真の掲載に制限があるようなので、今回は省きます。


▲硫黄島の周りにはクロアジサシが多く、その中からなんとしても探し出せねばならない野鳥がいます。


▲クロアジサシとセグロアジサシが群れ飛ぶ中で、目を凝らして必死に目的の鳥を探します。


▲いた!!!!! 右下の1羽、ヒメクロアジサシです!!!

周りのクロアジサシよりも一回り小さく、嘴が細長いのが分かるでしょうか?


▲距離は遠かったですが、複数個体を観察することが出来て、良い勉強になりました!

ヒメクロアジサシは、国内では硫黄島周辺と宮古島くらいでしか見ることが出来ないので、これも今回の重要なターゲットのひとつです。


▲叫びながら飛んでいるのはセグロアジサシ。 これも楽しみにしていた野鳥です!


▲我々を出迎えて下さった母艦の前をセグロアジサシが飛んで行きます。


▲少し距離はありますが、シロアジサシの姿もありました!


▲クロウミツバメも個体数が多く、間近を飛ぶ個体もチラホラ!


そんな海鳥の宝庫である硫黄島は、戦時中に多くの兵士が命を落とした場所でありますから、我々も船内放送の解説に耳を傾けながら、海に献花をしました。

海岸線には当時のまま朽ちて放置された母艦の残骸が見て取れます。

そんな歴史に思いを馳せながら、次なる目的地である北硫黄島へ向けて船は進みます。    


▲この海域では珍しいハシボソミズナギドリの姿を遠くに見つけました。


▲アカアシカツオドリは常に複数個体が飛んでいて、夢のような景色です。


▲ついに最後の目的地である北硫黄島が見えてきました!!!


北硫黄島での最大のターゲットはシラオネッタイチョウです。

無数に飛び回るアカオネッタイチョウの中にほんの数個体しか生息していません。

皆で必死に探していると、どうやら隣のツアーグループがシラオネッタイチョウを発見したようで盛り上がっていましたが、すぐに姿を消してしまいます。

まさかこのまま我々は見れず仕舞いになってしまうのか…と不安が隠し切れません。

と、その時…


▲いた!!!!! 思わず叫びました!!!


▲白く輝く長い尾をたなびかせて悠々と飛んでいます。

鳥までかなり距離はあるものの、その迫力と興奮は凄まじいものでした。


▲甲板に居た多くの鳥屋さんたちと大盛り上がりし、その喜びを分かち合いました。


▲アカオネッタイチョウが目と鼻の先の距離まで近づいてきました!!!


▲あまりの近さに、あまりの美しさに、シャッターを押す指が震えます!


▲だって想像できるでしょうか? 図鑑の中の憧れの鳥が今まさに自分の目の前を悠々と飛び回っているその感動を…✨


▲今見ている光景が到底現実とは受け入れられず、まるで夢の中にいるような気分でした。

アカオネッタイチョウが飛び去った後には、思わずテンション上がって知らないおばちゃんとハイタッチしてしまいました笑


▲最後にアカオネッタイチョウのランデブーを北硫黄島を背景に切り取ってみました。

お気に入りの写真なので、今はパソコンの待ち受けにしています✨


こうして夢のような硫黄島3島クルーズはあっという間に終わってしまいました。

あとは、父島に戻るまでの長い航路で、ひたすら海鳥を探します。


▲と、その前に、硫黄島3島での夢のような光景の数々に乾杯!✨


▲父島への道中でもシロハラミズナギドリはパラパラと出現しました!


▲相変わらずアカアシカツオドリはたくさん飛び回っています!


▲普通に飛んでるのが当たり前みたいに思えてきますが、これも小笠原まで来ないとなかなか出会える野鳥ではありません。


▲少し珍しいアカアシカツオドリの褐色型も姿を現しました!


▲距離はかなりありましたが、こちらは初めて見るオナガミズナギドリの暗色型。


▲いよいよ父島に入港する頃には、美しい夕焼けがお出迎え!

そんなこんなで、あっという間に24時間のクルーズが終わってしまいました。


まずは、学生のうちに絶対に行きたかった硫黄島3島クルーズに無事に乗船できたことに感謝✨

そのうえで、天候にも恵まれ、目的だった野鳥をコンプリート出来たことは忘れられない思い出になりました。

同じ船の上で、多くの鳥好きの皆さんと、最高の瞬間の喜びを共有できたこともまた、かけがえのない思い出です。

来年からは社会人!…いつかまた乗れる日が来ると良いな…!


最後まで見ていただきありがとうございました。

2026年7月9日木曜日

~おがさわら丸 往路~ 突然のシロガシラカツオドリで湧き上がる!

6/12~17まで、大学生のうちに絶対に行っておきたかった硫黄島3島クルーズに参加してきました。

そこで、今回は6/12~13にかけてのおがさわら丸の往路の様子をまとめます。


夜行バスで新潟から東京に向かった我々は、船が出港する11時まで竹芝ターミナルで暇つぶし。

すると、鳥友さんがチラホラ通りかかって挨拶。
待ち合わせした訳でもないのに色んな場所で知人に会うのは、やっぱり鳥ならではの面白さですね笑


▲11時になるとついにおがさわら丸が竹芝ターミナルを出港!

ここから小笠原諸島は父島まで24時間の船旅です。


▲日が暮れる頃には三宅島や八丈島の横を通り過ぎ、美しい夕景を拝めました✨

甲板の上でも次々に知人に遭遇し、どんだけ知人乗ってんねん!笑という感じでした。


この日の鳥としては、ヒメクロウミツバメやコシジロウミツバメが出現したものの、撮影する気にはならない距離だったので、双眼鏡で観察しただけに終わりました。

やはり本命は翌朝、小笠原海域に入ってからが勝負です!


夜には休憩スペースで知り合った一般の旅行者さんに、居合わせた鳥好き数名で「如何に鳥屋というのが変な生き物なのか」を語って、本当に楽しいひとときでした笑

僕は自認ゆるふわ系鳥屋なのですが、周りからの認識では「ヤバイやつ」だそうです笑

それを言うなら、鳥目当てで硫黄島まで来ているあなたたちも全員ヤバイやつでしょう?!


▲翌朝、日の出前には甲板に出てスタンバイしていると、カツオドリが次々に飛び回ります。

船に驚いて飛び出すトビウオを狙うために、船を追いかけてくるのです。


▲昨日東京湾で見た海とはまるで違う、ボニンブルーの青い海に心が躍ります。


▲こちらは小笠原と言ったらのオナガミズナギドリ!

昨日まで無数に飛び回っていたオオミズナギドリが、一夜明けて小笠原海域に入った途端にそのほとんどオナガミズナギドリに置き換わってしまうのです!


▲そのため、この鳥が無数に飛び回る様子を見ると、小笠原に来たんだなぁと実感します。


▲ピンクの嘴や顔つきが可愛らしくて、めちゃくちゃ好きなミズナギドリです💕


▲これまた小笠原を代表する海鳥、シロハラミズナギドリの姿も多く見られました。

他のミズナギドリよりも高く舞い上がる特徴的な飛び方と、白黒ハッキリした美しい模様から、かなり遠くを飛んでいても識別することが出来ました。


▲こちらも小笠原を代表する海鳥のひとつ、アナドリ。

小型で色が黒いため、波間に消えて頻繁に視界からロストしてしまいます。


そんな小笠原の海鳥たちにテンションが上がる中、甲板に一気に緊張が走りました。


▲シロガシラカツオドリ!!! それもオス成鳥!!!


▲まさかこの鳥におがさわら丸で出会えるとは!!!


▲狂喜乱舞するバードウォッチャーたちを横目に見ながら、船を追い越して飛んで行きました。

シロガシラカツオドリは硫黄島3島クルーズでワンチャン出会えるかな?くらいに思っていたので、まさか小笠原航路で出現するとは!


▲目的地の父島が近付いてきたころ、今度はクロアジサシが長時間船に並走していました。


こうして24時間の船旅が終わり、小笠原諸島は父島に到着。

早速バードウォッチングの開始です!


▲アカガシラカラスバトの幼鳥が道路脇に出てきました!


▲世界でも小笠原諸島だけで見られる亜種です。


▲別の林道では「赤頭」が特徴の成鳥にも出会いました♪


▲森の奥から見つめられています…!笑


▲本土側の神経質なカラスバトとは大違いで、警戒心ゼロで歩き回ります。


▲湿地帯では突然ヨシゴイが2羽飛び出してびっくり! 小笠原的ド珍鳥!


▲防波堤にはムナグロとソリハシシギの姿。


▲学校のフェンスにはオガサワラノスリの姿も発見しました。


こうして父島での探鳥を終え、夜ご飯などを済ませて、迎えた19時。


▲再びおがさわら丸に乗船し、これから夢にまで見た硫黄島3島クルーズが始まります!

その様子はまた次回に^^


最後まで見ていただきありがとうございました。

~夢の硫黄島3島クルーズ~ 飛び回るネッタイチョウに大興奮!!!

6/14に小笠原諸島の父島に到着した我々は、19時ごろに再びおがさわら丸に乗船し、いよいよ夢にまで見た硫黄島3島クルーズがスタートしました! 硫黄島3島クルーズでは、南硫黄島、硫黄島、北硫黄島の順に島の周りを回り、日本でもここでしか見られないような海鳥たちにバードウォッチャーは眼...