2025年3月6日木曜日

~タイ中部遠征1日目 後編~ カオヤイ国立公園で探鳥! 2月18日

2月18日

今回は前回の前編の続きです。
午前中のPak Phliでの探鳥を終えて、いよいよ今回の目的地・カオヤイ国立公園にやって来ました!


▲車窓が畑からジャングルに変わり、ドキドキワクワクです!

このカオヤイ国立公園にはこの日から3泊4日で滞在します。
見たい鳥はもちろんたくさんいますが、野生のゾウにも出会えたら良いなと期待に胸が膨らみます。

まずは、トレイルを歩くことになりました。


▲川沿いの木の上で、チャガシラハチクイ(Chestnut-headed Bee-eater) が虫を狙って飛び回っていました。


▲東南アジアでは最も見かけるヒヨドリの1種のクロボウシヒヨドリ(Black-crested Bulbul)

今まで東南アジアで見てきた個体は喉が黒かったですが、カオヤイ国立公園周辺の個体は喉が赤いです!後日のブログに喉の黒いのが登場するので、ぜひ見比べてみてください!

ここで、バンガローに荷物を置きに行くことになりました。
カオヤイでは同行者とお世話になったご夫婦の4人でバンガローに宿泊しました。1泊なんと800バーツ!4人で割るので1人当たり200バーツ(900円くらい)です!
東南アジアは宿代が安く済むので、長期滞在してもお財布に優しい!


▲バンガローの前には木の実を食べにルリコノハドリが集まっていました。

次はいよいよ楽しみにしていたマレーウオミミズクとセイコウチョウが見られるポイントに向かいます。
バンガローからしばし車で走って着いたのは公園内のカフェテリアの裏側…こんなところに本当にいるの?なんて思いながら進みます。


▲本当にいた~!! ターゲットのひとつだったマレーウオミミズク(Buffy Fish-owl)!


▲この個体は幼鳥ですね! この日は成鳥は見えにくい場所にいたので写真は割愛、後日登場します!


▲時折羽をパタパタとさせていました。 飛ぶための練習かな?

近くに実がたくさん生っている木があって、そこにたくさんの鳥たちが集まっていました。
集まっていた鳥たちの大半はなんと…


▲めちゃくちゃ見たかったセイコウチョウ(Pin-tailed Parrotfinch)!!!

マレーシア遠征の時に図鑑で初めてこの鳥を見て一目惚れし、かなり難易度の高い鳥ということでいつか出会えたら良いなぁと憧れていました。

今回のタイ遠征が決まったあと、そんなセイコウチョウの群れがカオヤイに居着いているという情報をあちこちで見かけていたので、とっても楽しみにしていたのでした!

実際に、案内して下さったご夫婦もカオヤイでは今年初めて見られるようになった鳥だと言っていました。やっぱり、かなりレアな種なんですなぁ。
コシジロキンパラと共に大きな群れを作って、木の実のたくさんある木に居着いていたので、木の実がなくなったら移動してしまうかもしれませんね。



▲体色のカラフルさと美しいグラデーションが大好きな鳥です💕


▲大きな群れで採餌していて、色の美しさにはかなり個体差がありました。キレイな個体ばかり狙って撮っていたので、メスなどの写真が全然ありません笑


▲同じ木で鳴きながら飛び回っていたミドリサトウチョウ(Vernal Hanging-parrot)


▲日本で出たら大騒ぎのアサクラサンショウクイ(Black-winged Cuckooshrike)


▲モモイロサンショウクイ(Rosy Minivet)

ドぎつい赤色の種が多いサンショウクイの中で、控えめな桃色が美しい種です。


▲チャイロサンショウクイ(Brown-rumped Minivet)


▲キビタイヒヨドリ(Stripe-throated Bulbul) ド普通種です笑


▲日本では1例だけ記録のあるハシブトオオヨシキリ(Thick-billed Warbler)

日本的超珍鳥ということもあって、出会えて嬉しかったです♪


▲クロオオリス(Black Giant Squirrel) 木の実には鳥だけでなく、リスも多く集まっていました。


▲フィンレイソンリス(Finlayson's squirrel) 都市公園でもよく見られる種類ですね。

この日は最後にオオサイチョウがよくやって来るポイントへ。
人通りの多いキャンプサイト脇の木の実を食べにやってきて、あまりに近くで観察できるので観光客がスマホで撮っていたそうです。しかしながら、最近は出が悪いらしく、期待しすぎない程度に待ってみることにしました。


▲コサメビタキ(Asian Brown Flycatcher) 

見慣れた顔を見るとなんだか安心します♪ 海外の料理で胃もたれした胃に注ぐ豚汁のような気分です…笑


▲ブッポウソウ(Oriental Dollarbird) が木の上に止まっていました。

日本では出会う機会の多くない鳥ですが、東南アジアではよく見かけます。


▲飼い鳥のイメージが強すぎるキュウカンチョウ(Common Hill Myna)


▲以前見たムネアカハチクイの色違いのアオムネハチクイ(Blue-bearded Bee-eater)


▲小型種が多い東南アジアのハチクイの中で、ドデカイ種類です。

マレーシアのフレイザーズヒルで見ることが叶わなかったヘキサンが1羽だけ現れて頭上を飛んで行きましたが、写真に収めることは出来ませんでした泣


▲諦めかけた最後の最後に2羽のオオサイチョウ(Great Hornbill) が優雅に舞いました!!! デカすぎる!笑


▲観光客が窓あけっぱで車を離れた隙に車内に入り込んでお菓子を盗み出したサルたち。
このあと車の主を呼んで無事見つかりましたが、サルって本当に賢いですね~。お菓子をボトルから出して、袋を開けてぼりぼりと食べていました。

夕食を食べながら日暮れを待ちます…まだ狙う鳥がいるんです。
日が落ちるその瞬間にどこからともなくふわふわと現れたオオミミヨタカ(Great Eared-nightjar)!
この日は3羽現れましたがロクな写真が撮れなかったので後日リベンジすることに!

バンガローに戻って、この日最後のイベントの夜探です!
ヤマアラシはたくさん見られましたが、ヒガシオオコノハズクは声だけでした。どちらも後日また登場するのでお楽しみに♪

2/18のKhao Yai での自分の観察種 49種 ライファー 9種+声3種 ()は声のみ
セキショクヤケイ カワラバト カノコバト オニクロバンケンモドキ オオミミヨタカ アマツバメ科 シロハラクイナ インドトサカゲリ アジアコビトウ コサギ アカガシラサギ (ヒガシオオコノハズク) マレーウオミミズク (ヤマキヌバネドリ) オオサイチョウ キタカササギサイチョウ アオムネハチクイ チャガシラハチクイ (カザリショウビン) ブッポウソウ ミドリサトウチョウ チャイロサンショウクイ モモイロサンショウクイ アサクラサンショウクイ ヒタキサンショウクイ オウチュウ ハイイロオウチュウ カザリオウチュウ ヘキサン ハシブトガラス ハイガシラヒタキ サルタンガラ オナガサイホウチョウ ハシブトオオヨシキリ (メジロヒヨドリ) クロボウシヒヨドリ キビタイヒヨドリ メボソムシクイ属 キュウカンチョウ コサメビタキ シキチョウ アカハラシキチョウ ハナドリ属 キバラタイヨウチョウ ルリコノハドリ アオバネコノハドリ コシジロキンパラ セイコウチョウ キセキレイ

最後まで見ていただきありがとうございました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

~タイ中部遠征2日目~ カオヤイ国立公園で探鳥! 2月19日

2月19日 この日は1日カオヤイ国立公園で探鳥です! 狙いはシマハッカンとハッカン! どちらもカオヤイで見るべきキジたちですが、そう簡単に見れる鳥ではありません。 早朝のロードサイドが狙い目ということで、ひたすら早朝の道路を車で走ります。 ▲でも見つかるのはセキショクヤケイ(Re...