去年のタイに続いて、今年は9月1日~10日までマレーシアで探鳥をしてきました。
タマンネガラ、フレイザーズヒル、ブキッティンギという半島マレーシアの個人的3大探鳥地を巡る旅でした。
旅の2日前まで佐渡で実習に参加しており、台風10号の接近でマレーシアへの飛行機が飛ばないどころか、佐渡から帰れないかもしれないという危機的状況に陥りかけましたが、予報が外れて台風は九州に留まったために、予定通りの旅行が出来ました!
8月31日に新潟から新幹線で東京に向かって、23:50発の飛行機で羽田空港を飛び立ち、約7時間半後の現地時間6:25にクアラルンプール国際空港に到着しました。
マレーシアの交通系ICカードを作るのに難儀しましたが、なんとか無事にバスターミナルまで電車で移動し、事前に予約していた長距離バスでタマンネガラの玄関口であるJerantutへ。そこからさらにバスを乗り継いで、最初の目的地のタマンネガラ国立公園に到着しました。
海外で長距離バスを乗り継いで目的地に辿り着けるかどうかかなり不安でしたが、どうにか無事に到着できました!
僕より数日早く現地入りしていた友人と合流し、もう夕方の17時を過ぎていましたので、この日の探鳥は軽く宿の周辺を回ってみるだけにしました。
▲早速ライファーを発見! チビアオバト(Little Green-Pigeon)のメスです!
▲こちらはオス。名前にチビと付くのが面白くて、見たかった野鳥です♪
▲集団で営巣していて、無数に飛び回っていたオオアナツバメ(Black-nest Swiftlet)
初日の探鳥はこれにて終了~!
すでに数日タマンネガラで探鳥していた友人から色々と情報を聞きます。
翌朝、これから始まるマレーシアでの探鳥にドキドキワクワクしながら、ボートで川を渡ってタマンネガラ国立公園に足を踏み入れました!
マレーシアは日の出が遅いので、7時に探鳥を開始すればオッケーで、睡眠時間が確保できて助かりました。
まずは、タマンネガラ国立公園のキーバードのひとつであるコシアカキジ(Malayan Crested Fireback)を探します。
友人は僕が来る前にすでに何度も見ていて、よく見られたポイントを案内してくれました♪
残念ながらコシアカキジは見つからず、次は川のほとりで小休憩しつつアオムネカワセミを狙うことにしました。
▲突然アオムネカワセミ(Malaysian Blue-banded Kingfisher)が飛んできました!
アオムネカワセミもアカエリエンビシキチョウもそこそこレアなので幸先の良いスタートです!
こういう超証拠写真は基本的に載せないのですが、キュウカンチョウは嬉しかったので載せておきます笑
さて、次はナンヨウオオクイナの営巣の場所を案内してもらいました。しかし、聞いていた通り2個あったはずの卵が1個だけになっており、親鳥の姿はありませんでした。
さて、次はナンヨウオオクイナの営巣の場所を案内してもらいました。しかし、聞いていた通り2個あったはずの卵が1個だけになっており、親鳥の姿はありませんでした。
楽しみにしていただけにかなり残念でしたが、仕方ないですね...💦
どんどんとジャングルを進んでいきますと、友人が「ここの小川でほぼ毎回エンビシキチョウに飛ばれる」と言っていましたので、慎重に歩みを進めます。
実際に、友人が言ったとおりの場所からエンビシキチョウが2羽飛び出しましたが、ラッキーなことに見える場所に止まりました!
目的地に着いて、休憩しようと腰を下ろしていた時、友人が「この声って...!」と言うので耳を澄ませると、日本で予習してきた”あの鳥”の声が聞こえてきます!
この日の朝にちょうど「見たいね~」と話していた種です!
その名もミドリヒロハシ(Green Broadbill)!
ミドリヒロハシとの遭遇に大満足の2人は、「もうこれ以上何も見れんでもええわ~」「いやいやそこは貪欲にまだまだ見つけよう」などと話しながら歩いていました。
小川のそばで小鳥が動いたので、僕は立ち止まって見ていました。ふと視線を後方にずらした瞬間、本当に僕の真横を白と黒の巨大な鳥がゆっくりと優雅に飛んで行くのが見えました。あまりに突然の出来事に、スローモーションのように見えました。
見間違えようがありません、シロクロサイチョウです!慌てて先に行った友人に「シロクロサイチョウ!」と叫んで呼び戻し、もしかすると水浴びに来るかもしれないと待っていると、目の前の木に飛んできました!
また、ジャングルの中を歩いていきますと、何度かバードウェーブに遭遇しました。暗い森の中で様々な種類の野鳥がごちゃごちゃっと飛び回るので、撮影も観察も大変です💦
隣で見ている友人ともお互いが違う鳥を見ているなんてこともしばしば...
行き道にも寄ったナンヨウオオクイナの営巣場所を覗いてみましたが、なんと残っていた1個の卵が割られていました!何物の仕業なのか見当がつきませんが、残念です・・・
さすがに歩き疲れたので、ハイドで鳥を待ちつつ休憩です。
▲クビワヒロハシ(Black-and-yellow Broadbill)がやって来ました!
この後、夕方までコシアカキジとサイチョウを狙って探してみましたが、残念ながら出会えませんでした。
タマンネガラ国立公園での探鳥の初日からミドリヒロハシやシロクロサイチョウといった大物が登場し、初日から大満足です!さて、明日はどんな鳥に出会えるのでしょうか?
これからしばし、マレーシアの探鳥記にお付き合いください♪
最後まで見ていただきありがとうございました。