さて、夜が明けて誕生日の3月13日がやって来ました。
前日朝の5時50分にヒメカモメが出たため、日の出直後の6時ごろには現地に。
すでにカモメは集まってきており、期待が膨らみます。もう目的の2種に会えないだろうということはだいたい分かってきました。
でも、ここまで来たからにはと諦めずになんとか探し続けます。
昨日のハヤブサの一件がありましたから、ハヤブサが来たのだろうかと、ふと空を見上げると、翼の尖った鳥がこちらに向かって飛んで来ます。
羽の形に少し違和感を覚えつつも、ハヤブサやなぁとぼーっと眺めていると、長い尾羽が見えました。その瞬間!もう只者ではないことは明らかに分かりました!
グンカンドリかと思いながら無我夢中でカメラを向けましたが、撮影しながらグンカンドリではないことも分かりました。じゃあなに?!気になって仕方ないです。数枚撮影してすぐに撮影画像を確認しました。「シロハラトウゾクカモメ!!!」もう大興奮です!
走って近くにいたカメラマンさんに知らせましたが、おそらく撮影出来たのは僕だけ。
このシロハラトウゾクカモメの何がすごかったかと言うと、
この鳥は普通は洋上にいる鳥で、航路などで観察できる鳥です。航路での観察は、船の揺れや天候、鳥との距離が遠すぎるといった悪条件も多く、シロハラトウゾクカモメをこのくらいの近さで撮影することはなかなか出来ないのです。
さらに、今回は陸上からの観察!本当に数少ない機会だったのです!
この日は強風だったこともあって、洋上から利根川の上流へと飛ばされてしまったのでしょう。それが沖に戻ろうと飛んで行った時に、たまたま僕の前を通過したのでしょう。
いやぁ〜最高の誕生日プレゼントでした!
16時には銚子駅を出発して、成田空港から飛行機で帰宅しました。
13日は、現地でお会いした方に、車であちこち連れて頂き、とても助かりました!ありがとうございました!
目的の2種には出会えなかったものの、予想外のシロハラトウゾクカモメとの出会い、素敵な人々との出会い、そして、改めてカモメの面白さを再認識出来た良い旅でした♪
カモメ識別はこれから精進していきます!
最後まで見ていただきありがとうございました。